みんな きらきら
たいせつな だいすきなあなたへ
伝えたいことがあるんだ
わたしたちひとは なぜここにいるの ?
この星のうえで なにをしているの ?
考えてみたこと あるかな ?
わたしたちは ここにいるあいだ
だれもがみんな
空氣さんに 優しくつつまれ
呼吸をしているね
空氣さんは〈 きらきら 〉
みんなのお顔のまんなかに咲いてる
かわいいおはなから
吸い込んだのは〈 きらきら 〉
お口からでてゆくのは なぁに ?
息も言葉も でてゆくのは
みんな〈 きらきら 〉
ねぇ きこえる ?
ふたつお耳から入ってくるのは
なにかな ?
音も声も みんな〈 きらきら 〉
目からも〈 きらきら 〉がでてゆくね
まるで お星さまみたい
みえているのも みんな〈 きらきら 〉
こころの窓やドア
おおきく開け放しておくと
〈 きらきら 〉が
いつでも自由に 行ったり来たり
ねぇ 感じる ?
おひさまのひかり 空氣さん
お水さん たべものさん
いただいたものは
みんな〈 きらきら 〉
天と地からの とうとい恵み
ありがとう のこころでいただこう
おんぶしてもらった
おとうさんのせなかは
〈 きらきら 〉でいっぱい
あったかいね
むすんでもらった おむすび
おかあさんの手からも
〈 きらきら 〉がいっぱい
おいしいね
みどりのはっぱに てんとう虫
しろいちょうちょに きいろいたんぽぽ
みんなみんな〈 きらきら 〉だね
わたしたちが生きている この星も
わたしたちのからだも すべて
〈 きらきら 〉で できているんだょ
どこにいても どんな道にも
〈 きらきら 〉を残して歩こうね
みんながあとから歩く道
うれしく たのしくなるように
おじいちゃんも おばあちゃんも
〈 きらきら 〉のおひと
おとうさんも おかあさんも
〈 きらきら 〉のおひと
きのう お空に戻られたおひと
きょう 生まれてくるおひと
あなたのまえを歩いているおひと
あなたのうしろにいらっしゃるおひと
あなたのとなりにいるおひと
みんな〈 きらきら 〉のおひと
つよくて優しい 〈 きらきら 〉
明るくておおきな 〈 きらきら 〉
まるくてあったかい 〈 きらきら 〉
わたしたちは いつだって
〈 きらきら 〉を 贈りあうんだね
すべては〈 きらきら 〉ではじまり
すべては〈 きらきら 〉でつながってゆく
〈 きらきら 〉は いつまでも
消えてなくなることはないんだ
〈 きらきら 〉は
山をこえ 海をこえ
国もこえて とんでゆく
みんなのこころの野原にとんでゆく
すべてをこえて 天までも届いてゆく
天からも〈 きらきら 〉が贈られている
みえなくても きこえなくても
なんにも もっていなくても
あなたには〈 きらきら 〉がある
どこにいても どんなときにも
わたしたちが忘れているときにだって
〈 きらきら 〉は そこにある
しあわせだね
わたしたちは いつもつつまれている
かぎりない愛のひかり
〈 きらきら 〉という
永遠のたからものに
あなたの〈 きらきら 〉が
だいすきだょ
あなたのきらきらをまもりたい
La Primaveraより
愛をこめて
宮下 和江