イヤダ、イヤダ!流さないで!〜我が子の夜泣き&寝言に思うこと
超高齢で出産した女児。生まれてきて3年が過ぎた。
出産以降、私が2時間以上の連続睡眠をとれたのは
生まれてきて2年が過ぎてからのことだった。
夜泣きがひどいかと聞かれると、そうでもない(と思っていた)。
なぜなら、昼も夜も関係なくずっと泣いていたから。
むしろ、夜は30分~1時間くらいまとめて寝てくれる分、
楽なのだと思っていた。
だから出産後に会う友人に
「夜は寝てくれるの?」
と聞かれると
「夜は寝てくれる」
と答えていた。
昼は、寝ても15分(しかも抱っこのまま)だったが、
それに比べると、
夜は、布団の上で1時間くらいは続けて寝てくれていたから。
2歳半を過ぎた頃、
初めて明け方まで寝てくれた時は
おちつかなくてヒヤヒヤした。
いつ泣き出すか、起き出すか、落ち着いて眠れなかった。
今では大抵、明け方までは寝てくれるが、
明け方必ず、夜泣き(?)する。
正確には、泣くというよりイヤダイヤダと怒っている。
しばらく放っておくとそのまま再入眠することが多いので
様子を見ることにしている。
昨日の明け方のこと、
怒りながら布団の上でジタバタして、
いつものようにイヤイヤの寝言泣きが始まった。
「イヤダ、イヤダ、流したらダメ!」
「ダメ!う○ち流したらダメ!」
・・・。
ダメだ。
笑いをこらえることができなかった。
大笑いしたので、少し起きた様子もあったが
そのまま再入眠してくれたので、ホッとした。
そういえば、トイレの後
「流したらイヤよ〜」とふざけることがあったが、
寝言であんなにひどくイヤイヤするほどのこと!?と驚いた。
この日は笑えたが、
ほとんどの寝言泣きは、
「イヤダ!」
「チガウ!」
と怒っている。
「わかってもらえない」「伝わらない」
「思ったようにできない」「思ったようにしてもらえない」
そんなストレスが夢の中にも反映されるのかもしれないと想像してしまう。
赤ちゃんの頃から泣いてばかりいたのは、
自分の気持ちがしっかりあって、
満たしたい欲求があって、
それを伝えたいという
自我の強さ、意思の強さゆえだろうか。
言葉が使えるようになって、
会話が成り立つようになってくると
これまでより効率よく自分の意思を伝えることができるようになる。
自分の欲求を伝え、満たされるようになったからか、
泣いてばかりの時期を脱して、少し楽になった。
と思うのもつかの間。
今度は、
「言葉さえ使えばわかってもらえるはずなのに、
なかなかわかってもらえない」
と癇癪を起こすようになってきた。
人間、だんだん欲がでるものだ。
言葉をどんなに駆使しても、
全てをわかってもらうことは難しいというのに。