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ゴン太/1歳の頃
1歳になる4月、ゴン太は晴れて保育園に入園しました。
担任の先生たちに、人見知りで号泣する朝。でも、穏やかな先生たちに慣れるまでの時間は短く、あっという間に慣れ、分離時こそ泣けてきますが、日中はよく食べよく眠りよく笑い楽しく過ごしていたようでした。
が、その園は、転居により3ヶ月で退園せざるを得なくなってしまいました。
そして、その園で卒園までの期間を過ごすこととなりました。
転園によって、ガラリと雰囲気が変わり、なかなか担任には慣れにくく、なかなか安心できる場所や人や物が見つかっていかず、どうしたものか、頭を抱えていました。
きっと本人の不安がとても高くなっていて、でもそれがなかなか保育園では理解してもらえなくて、1歳ながらにも大きな不安を抱えて、それが睡眠のとりにくさに繋がったのではないかな?と思うことがしばしばありました。
なかなかすっきりと眠っていけない日々で、23時を過ぎることや、時には0時を過ぎてしまうことも多く、それが『お母さんがしっかりと寝かせようと努力しないから寝ないんですよ。』と怒られることもよくありました。
でも、努力とかそう言う次元の話しではなくて、何をやってもどんな事を試しても、眠れないものは眠れませんでした。
そして、この、眠りにくさの強さから、“もしかして”を強く思い始めるきっかけとなっていきました。
悩み始めても、保育園でたくさん身体を動かして遊びましたと言われても、眠れないものは眠れない。これ以上何をどんなふうに頑張ればいいの?となっていきました。
そして、孤独感が増していきました。
保育園の先生に相談しても『お母さんの努力不足』『きちんと向き合わないと駄目ですよ』と言われ続けた私は、大通りを通るたびにこのまま道路に飛び出そうかな…階段の手摺を見つめてはここで首を…と、いつも頭には“一家心中”がありました。とても苦しい時期でした。
今、思い出しても、涙が出てきてしまいます。
本当に苦しかった。
この子を誰かに預けた方がお互いに幸せに暮らしていけるのでは?と本気で考えて、ネットで里親のことを調べたり、児相に電話をしたりしていました。
ただただ、時間をやり過ごしていました。
泣いたら泣き続けて切り替えが難しく、寝るにも大変。保育園からは追い詰められて、限界な日々が続いていました。
このしんどさが落ち着くのはまだまだ数年先の話で、長く暗いトンネルが始まった時期でした。
今回はすこい暗い話になりました。
続きはまた…
読んでいただきありがとうございました。
和笑 (・∀・)