南三陸からの声が届いた日
2011年9月3日
笠岡市十一番町のギャラクシーホールでハートフル社会福祉大会を開催。宮城県南三陸町から8月12日に工業を再開された及善蒲鉾店の及川善祐社長が来られて講演会を開催した。会場の収容人数は444人、ほぼ満席だった。
用意をされていた200箱の笹かまぼこもあっという間に完売をした。
講演は被災直後の体験を話された。津波が来た時の話、地震後別々に避難した奥様と3時間会えなくてお互いダメだと思った事。避難所での話や笠岡から応援に来てくれた時の話とか。どれくらいの時間を話されたのか覚えていないが会場では多くの人が泣きながら聴いていた。私も。
復興へ向かっての意気込みも力強く話された!そのパワーは今も変わっていない。それどころか今の方がパワーアップされているかもしれない。
会場のようす。講演後に子供達が歌とメッセージを及川さんに渡した。タオルで何度も顔を拭く及川さんにまた泣かされた。それでも及川さんは笑顔だった。及川さんが持ってこられた笹かまぼこ⇓
きっと写真は守屋さんが貼ったのだと思う。講演が終わった途端、飛ぶように売れた。笠岡と南三陸が笹かまぼこを通して又ご縁が更に深まったと思った。
講演が終わって会場の控室で一人待つ及川さんの所へ行き、しばらくお話をした。私以外の人はイベントの片付けで忙しかったからだ。私は商店街の人間でも市役所でも社協の人間でも無い。だからお手伝いをすることは何もなかった。及川さんは本当はもっと色々伝えたかったと話をされた。
病院の窓から助けを求めながらベッドごと流された方、それを向いのビルの屋上から見るだけしか出来なかった人達。高校生が津波の後に必死で助けた方々が身体が冷えてしまって避難所で次々と亡くなった話。ここは大丈夫だからと先にお年寄りを連れて行き避難させた会場が津波で流されて行くのを泣きながら見ていたと言う話。
本当はみんな不安でたまらないと。。。
100人いたら100人分、10000人いたら10000人分のそれぞれのドラマがある。そんな話を沢山聞かせて頂いた。
それからしばらくは笠岡で及善蒲鉾店さんの商品をいろんなところで販売していた。これはほんの一部だ。9月18日の百縁笑店街で販売!
及善蒲鉾店さんとのつながりは今もしっかりと強い絆となって続いています。
最近では善祐さんのご長男である善弥さんが新商品を開発していろんなことにもチャレンジしておられます。買う事も大切な支援の一つだと思っています。行けなくて出来る支援です。
ネット販売をされています。ぜひご利用頂きますようお願いいたしますm(__)m
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