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小暑

年に一度織姫と彦星が会えるという七夕伝説。

織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル。

旧暦七月七日の空に、ふたつの星が天の川を挟んでもっとも輝きます。

機織りの上手な織姫と牛飼いの彦星は神様の引き合いのもとに結婚しますが、遊んでばかりで仕事をしなくなったことに腹を立てた神様が2人を離れ離れにしてしまったのです。

しかし悲しむ2人を見かねた神様が、七月七日だけ会うことを許したといわれています。

た第31侯 季節の言の葉
温風至る 『あつ風至る』

気温が上がるとともに温かな風が吹いてくる頃。

温風とは南風のことを表し、
この頃に吹く風を《白南風しろはえ》と呼びます。
雲の間から差し込む日差しも強くなってきます。

季節の食材:
水茄子・賀茂茄子
灰汁が少なく生で食べられる水茄子。京の伝統野菜賀茂茄子
いずれも身体を冷やす働きがあります。

季節の料理:水茄子の塩揉み

32侯 季節の言の葉
蓮始めて開く

蓮の花が咲き始める頃。
泥の中から茎を伸ばし花を咲かせることから、清らかに生きる象徴として、極楽浄土で咲く花とされています。
蓮の花は短命で、34日で散ってしまいます。

季節の食材:枝豆
枝付きで販売されることからの呼称。

葉が青く新鮮で、産毛が立ち、一枝にたくさんついているものがお勧めです。

季節の料理:塩ずんだの甘酒シェイク

33侯 季節の言の葉
鷹乃ち学を習う
鷹すなわち技を習う

鷹の雛が成長して、巣立つ準備をする頃。
飛び方を覚え、獲物を捕らえる練習をする頃。
大人の鷹は獲物を捕らえるときに、時速80キロもの速さが出るそうです。

季節の食材:しじみ
土用しじみは腹薬
と言われ、肝臓の働きを保つだけではなく、あま味成分のコハク酸やアミノ酸を沢山含む。

季節の料理:しじみのすまし汁


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