夏至
昼間の時間が最も長い夏至。
冬至と比べて5時間も違うそうです。
この日はもっとも日の出が早く、日の入りが遅いわけではなく、夏至を過ぎてからの方が日の入りは遅くなります。
第二十八候 季節の言の葉
乃東枯るかつかれくさ枯る
ウツボくさが枯れていく頃。
稲穂のような小さい花を咲かせたウツボ草は、これから夏の花たちが咲いていく中で、季節に逆らうように枯れていきます。
何か去っていく草花にも目を向ける、日本人の心を感じます。
季節の食材:トマト🍅
赤色は活性化酸素を減らす働きがあるリコピンという色素。
季節の料理:トマトと夏塩の冷たい和え麺
第二十九候 季節の言の葉
菖蒲華く あやめ花咲く
あやめをはじめカキツバタやしょうぶなどアヤメ科の花が咲く頃。
美しく綺麗な紫色の花を咲かせます。
あやめは花弁に網目状の模様が見られるのが特徴です。
季節の食材:胡瓜
原産ははヒマラヤ、ウリ科の淡色野菜。
カリウムを多く含み、身体を冷ます作用があるといわれ、食膳でも使われる。
季節の料理:塩もみ胡瓜
第三十候 季節の言の葉
半夏生ず はんげ生ず
半夏が生え始める頃。
半夏とは、夏の半ばに花が咲くカラスビシャクという薬草の別名です。
また(半夏生)は雑節の一つであり、田植えを終え、農家が休みを取る日とされています。
季節の食材:蛸
あまみの素、アスバラギン酸、グルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含む、低脂肪高タンパクの美健食材。
季節の料理:マダコの夏塩カルパチョ他