社会人4日目日記
私はこの文章をアップした年の4月に、晴れて新入社員としてとある会社に入った。
会社自体はとても穏やかな雰囲気で、控えめに言ってもかなりのホワイト企業だ。
そんな僕の会社も他社に漏れることなく、新入社員研修という物を我々新入社員に課した。
そしてその4日目、ビジネススキルマナー講座という講座の時間があった。
この講座では、「社会人はどうあるべきか」「仕事に取り組むにあたっての心構え」と言ったマインドセットや、「名刺の渡し方」「電話対応のやり方」「敬語」などいわゆるビジネスマナーを学ぶものだった。
ここで私はめちゃくちゃに真剣に取り組んだ。なぜならいち早く「仕事ができるやつ」になりたいからだ。
私は真剣に取り組んだが、しかしどこかモヤモヤした。そして心の中で、ビジネスを馬鹿にしている自分がいた。そんなつもりは無いにもかかわらず。なぜなのか。
その答えは明確だった。
今まで自分自身の中になかった「ビジネスをしている自分」という新たな人格を作らなければならないからだ。
そして「ビジネスをしている自分」を、空中から客観視している自分がいて、僕を嘲笑っているのだ。
この「空中からビジネスやってる自分を客観視している自分」のことが嫌いだったら別に問題はないのだが、僕はこいつのことが嫌いじゃない。むしろ好きだ。好きというより、こいつが僕の本質なのだ。だからたちが悪い。
大人の皆さんに問いたい。
皆さんの中にも同様に、「こいつ」はいましたか?
そしていまだに「こいつ」はあなたのことを見て嘲笑っていますか?
もしいないのなら、どうやって「こいつ」と決別したのですか?
まあ上記を要約するとこうだ。
なぜみんなこんなに大真面目に仕事に取り組んでいるんだろう。いい意味で適当に、気をつかわないで仕事ができたら、もっと仕事って楽しくなるんじゃないの?
上座とか下座とかなんで堅苦しいルールを作るの?敬語が少し崩れたぐらいでなんで怒るの?同じ対等な人間でしょ?
世界って、人類ってほんとめんどくさい。
こんなクソな文章より、1つ前のクソ文章の方が読んでもらいたい。