ディスカバー近場「小山」
オッサン2人が日帰りでどこかに出かけて風呂と酒+αというただそれだけのツアー「ディスカバー近場」第2回は本来なら別の場所に行く予定だったのが、知り合いの20代の若いムスメから「イチゴ狩りに行きませんか?」とお誘いを受けたので急遽予定変更。
今回は栃木県の小山へと目的地を定め諸々手配の挙句、3人でのダラダラ旅となった。おい、平均年齢が40切ったぞ!w
まずは店長と2人東武鉄道に乗って、春日部経由でこの駅はいつか来た駅、久喜へ。
昼飯食おうぞ、久喜といったら「ぎょうざの満洲」だ、というわけで前回と同じくまんぷく丼にぎょうざ責め。この後イチゴを食べるので自重したが満州で酒飲まないなんて健全すぎて違和感すら覚える。
その後はJR高崎線に乗って新幹線だって止まる小山駅へ。地味に駅ビルが大きい。現地で合流したムスメは「駅前が佐賀っぽい」とのこと。俺の田舎の駅よりは栄えているから、よくわからんがそういうものか。
イチゴ狩りの会場までは結構な距離(8kmちょい)があるので歩くのはちと困難。
交通費を削ってその分飲み代にまわそうというケチな我々が今回の交通手段として選んだのはレンタサイクル。電車→バス→歩く→その他→タクシーという優先順位からすると、今回のように片道3000円以上かかるタクシーは論外。
幸いにして小山市営の観光案内所で一日500円で借りることができるのでレンタサイクルの貸出手続きをしてもらう。頼むぜ相棒シルバーサーファー号!(咄嗟に命名)
チャリなど楽勝、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
漕ぎ始めて5分くらいで太ももの筋肉が悲鳴を上げる始末…ええと確かに中学高校の頃自転車に乗って毎日学校に通ってはいたから大丈夫…のはずが、Googleマップの経路は完全に農道突破、おまけに強烈な向かい風。環境がよくなかったネ。
常に自転車を使っている店長とムスメは若さゆえに平気。運動不足の俺だけが息も絶え絶えにイチゴ狩りの会場「いちごの里」へ。平日昼間だというのに結構混んでいて、まったく世の中には会社をサボる人間が多いなあと。
インターネットで予め一番高いスカイベリー狩りを予約をしておいたので楽々受付を済ませ、なんかゆるい雰囲気のなかビニールハウスへ。
いやあでかくて美味いイチゴだなあ。
イチゴが好きな店長はあっという間に端まで行ってかなりの量を食べていた模様。30分なんか短いだろう、と思っていたら徐々に食べられなくなっていく不思議。
思う様高級イチゴを堪能した後は園内のヤギやロバにカップ1個100円の餌やりなんぞをして戯れる。向こうも慣れているのか分かっているようで、もっとくれと絡まれる始末。
微課金では中途半端、やはり廃課金をせねばならぬようで世の中世知辛い。
さあ、来た道を戻るかね、と一人だけ死ぬ思いをしながらさらに6kmちょい漕いで「思川温泉」へ。もともとは桜金造がCMをしていた「小山ゆうえんち」の付属施設だったのだが、風呂は盛況だが遊園地が閑古鳥という本末転倒な末路を辿った運命を持つ。
露天風呂から思川が見渡せるなかなかのロケーション。風呂も適温で自転車を漕いで疲れた肉体が癒やされるようだ。
夕方になりそろそろ店が開店をしだす時間帯、駅前に戻る。
風呂と酒はディスカバー近場の二本柱、自転車も返したし駅前で失った水分を補給するか、と飛び込んだのが「大衆居酒屋いごっそ」。ここは半年前くらいに開店した店らしいので清潔で人気があった。
オーナーが土佐の人なのでこの店名なのだが、薩長同盟と称して芋焼酎が出てくるくらいで土佐料理を全面には出してきていない模様。
さっそくメガサイズのビールで乾杯。
お通しと煮込みを突きつつ、名物のチューリップ。
1個80円で個数注文。いい感じに酒の回った俺は「チューリップってのは皮が反転している唯一のからあげで云々」といらんことを語り始める。
鳥刺しとカツオの刺身。ちょっと土佐っぽさが出てきた。ムスメは九州出身なので鳥刺しにやたら喜んでいた。
栃木名物いもフライとポテトサラダで芋が被ってしまったが、美味いからヨシとしよう。揚げた芋にソースって合うのなあ。
ビールの後はバイスサワーなんかを呑んだりして大衆酒場を堪能。遅くならないうちに解散と相成りました。
今回はゲストを迎えて3人旅だったが、さて次回はどこへ行こうかねえ。
いちごの里
思川温泉
大衆酒場いごっそ(小山/大衆酒場) - ぐるなび