100万回生きたねこ
100万回生きたねこという絵本がある。
何度も死んで何度も生き返り、
そのたびに違う人生を生きる。
その猫が、100万回生きたのちに、
白いねこと出会う。
ある日、白いねこは、ねこの となりで しずかに、
うごかなく なっていました。
ねこは、はじめて なきました。夜になって、朝になって、
また 夜になって、朝になって、ねこは 100万回も
なきました。
朝になって、夜になって、ある日の お昼に、ねこは
なきやみました。
ねこは、白いねこの となりで、しずかに うごかなく
なりました。
Kのことを想っていたら、
このお話を思い出した。
Kがもしこの世界からいなくなったら、
わたしはこのせかいを卒業させてもらおうとおもう。
彼が生きているだけで幸せで、
彼と出会えたことが幸せなのです。
だから、世界さん。
彼が明日も生きて、健康でいて、彼の生命がその役割を終えるときまで、
わたしがずっとそばにいて、
彼の遺伝子を遺すのがわたしでありますように。
よろしくおねがいします。