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為替介入時のトレード

私がFXを始めたのは2011年1月からです。
この年は皆さんご存知かと思いますが、3.11東日本大震災が発生し歴史的円高を記録した年となりました。
以前Twitterでも触れましたが、ビギナーズラックで750万円スタートの資金は1-2月で1,000万円を超えていました。
そして震災時83円付近だったドル円相場は以後どんどん円高に振れていきます。
ここで素人だったが為か...80円以下は為替介入が入るとの情報を元に80円以下でドル円を買いまくりました。
翌日(3/17)早朝に仕掛け的な売りがストップロスを誘発して(30分約345pips下落)私のポジションは76円台で強制ロスカットが執行されました。

USD JPY 5 Minutes

ここで再度資金を投入してポジションを再構築する事も考えましたが、駆け出し3ヶ月弱の小童には無理でした(笑)
こうなるとお約束ですが、翌日(3/18)に日,米,加,欧州による協調介入が実施される運びとなります(笑)
これもTwitterで触れましたが運さえあれば1年で億トレは可能です。(9/7ツイート参照)

前置きが長くなりましたが、この時に決意したのが次に為替介入が実施される時には「必ず儲けてやる」です。
そして3/18のデータ等をチェックしました。

USD JPY 1 Minutes

-1-
いくら介入と言えど同一銀行が全オーダーを引き受ける訳ではない
▶︎ つまり1分足でも段階的に上昇する(初動は約75pips)
-2-
途中で利確(指値売り)により下押しする事もある
▶︎ 但し一連の上昇は5分程度継続する(約165pips)
-3-
介入が何時終了したかは分からない
▶︎ しかし便乗買いがその後相場を押し上げる(約85pips)
-4-
介入額は6,925億円
☟ 結論

介入効果は200pips以上の値幅をもたらす(80円レベルで)
‪✸ つまり初動を把握すれば100pips程度上昇してからでも、フルレバアタックはまだ間に合う

-8月4日-
JST 9:00

USD JPY 1 Minutes
USD JPY 5 Minutes

-1-
図ったかの様に東京市場Open JST 9:00に介入開始
▶︎ 1分足は45pips程度も2分後は前回初動と同レベルの80pips上昇
-2-
今回の下押しはかなり大きめ
▶︎ 介入かどうか疑心暗鬼で売りが出たと推測(但し5分足で見ると大陽線)
-3-
介入が何時終了したかは分からない
▶︎ 30分程度で135pips上昇
▶︎ その後下押しは限定的で80円付近までTotal 290pips上昇
-4-
介入額は4兆5,129億円

-10月31日-
この時期のドル円は3月安値を割り込み75円台に突入していました。
ですから、介入警戒も非常に高かった記憶があります。
私自身も若かった(今では無理かも・・)為、モニターを凝視して介入の初動を察知する事に努めていました。
‪✸ 特に東京市場Open前から東京市場Closeにかけて
何故なら前述までの2回の介入で初動を察知出来ればかなりの利益を上げることが出来ると確信していた為です。
JST 9:25

USD JPY 1 Minutes

-1-
この時の初動は1分足で約150pipsと強烈
▶︎ しかしここからでもまだエントリーは可能
-2-
今回の下押しは1回(3分後)くらい
▶︎ 約30分間は上昇を続け(これは前回, 前々回と共通)Total 330pips上昇
-3-
介入が何時終了したかは分からない
▶︎ 約330pips上昇後10分強で約120pips下落する
▶︎ しかしそこから再度175pips上昇(恐らく介入第2段階)
▶︎ Totalは約385pips上昇
-4-
介入額は8兆722億円と膨大

‪✸ また財務省はこの10月31日の巨額介入以降、4日連続覆面介入を行なっている
11月1日 2,826億円
11月2日 2,279億円
11月3日 2,028億円
11月4日 3,062億円

‪✸ 2011年のBOJ(日銀)による介入は全てJPY(日本円)売りUSD(米ドル)買い

[まとめ]
現状は円安局面である為、為替介入が行われる場合JPY(日本円)買いUSD(米ドル)売りになると思われる。(つまり制限がある)
更に当時の70円台とは違い現状は140円を超えている為、介入額による変動幅も大きくなると思われる。
但し値動きが逆になるものの大きな流れは変わらないのではないでしょうか?
私自身が円買い米ドル売り介入を経験していないのと、ネット環境が整った後に円買い米ドル売り介入が行われていない為、誰もが正確に予測するのは困難かと思います。
それを踏まえた上で注意事項としては・・

・初動では終わらず第2, 第3段階と波が来る
・安易な逆張りは危険(値動きが落ち着くのを待つのが吉)
・とにかく初動を掴んだ者は強い(2011年当時と違いSNSも進化している為、情報収集は比較的簡単)

とにかく為替介入は投機筋にとっては逆に大きなチャンスでもありますから、上手く立ち回って利益を上げて下さい。

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