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福岡うどん屋巡り。

今年の5月と10月、仕事で福岡に行ってきました。
福岡って、本当に美味しいものだらけの街なのですが、ここで食べておくべき名物と言えば何なのでしょうか?

僕にとって、その答えはうどんかな、と。
うどん…?
はい、うどんです。

世間では、うどんといえば讃岐が正義、鮮度とコシ!という事になっているように思いますが、福岡のうどんはまた違った方向のものです。
よく言われるのは麺の柔らかさ。基本的に柔いです。お出汁を吸ってふわふわなのが良いのです。そして、そのお出汁も九州のお醤油のせいか、キリッとした感じよりも、ちょっと甘めな所が多いように思います。

一説によると、商人の街なので、待たずにサッと調理して食べられるように、という事で麺を茹で置きしていた為、柔い麺がスタンダード化したのだとか。ラーメンの麺は細麺を固めの茹で具合でサーブするのも、実は同じ理由なのだそう。どんだけせっかちなのでしょうか………

コシの強いキリッとしたうどんを正義としてしまうと、茹で置きの伸びたブヨブヨの麺なんて美味しくなくない?と言われてしまいそうですが、いえいえ、そうじゃないのです。

口に含んだ時の麺の表面の食感は確かに柔く。しかし、その奥からコシを感じたり、モチモチ感が現れたり。
讃岐のうどんは麺とお出汁にある種の分離感が有るように思いますが、福岡のうどんは麺とお出汁の一体感を楽しむべきなのかな、と。

好みは有るとはいえ、福岡のうどんは美味しい、と断言しましょう。

福岡のうどんの代表的なトッピングといえば、ごぼ天(ごぼうの天ぷら)と丸天(練り物)ではないでしょうか。
ごぼ天はお店毎の個性が現れやすいように感じますが、先日伺った博多やりうどんのごぼ天は、屋号の通り、槍に見立てたような長く豪快なものでインパクトが有りました。

福岡でうどんのお供といえば、かしわめしでしょう。24時間営業の弥太郎うどんはうどんの他におでんも提供しており、朝食でも呑みでも重宝しそうなお店ですが、実はかしわめしがなかなか良かったような気がしました。

チェーン店ではありますが、ウエストもしっかりと福岡スタイルなうどんで侮れません。こちらも店舗によっては24時間営業。

ふわふわモチモチの王者ならば、牧のうどんでしょう。お出汁を吸って麺が膨らみ続けるので、やかんに入ったお出汁を注ぎ足しながら頂きます。

かろのうろんは麺とお出汁のバランスが個人的に最高です。まず行くべきだとオススメしたいお店。あぁ、これですよ、これ、と毎度なります。沁みます。
店内撮影禁止なので、外観だけ…

そして、こちらも有名店ですが、もう一軒。
うどん平もバランスが絶妙で感動的。麺がやや平打ちっぽく、お出汁との絡みも良いように思います。ここのごぼ天、好きかも。

他にも名店色々と有りますが、キリがないのでこんな所で。
いつか、うどんメインで食べ歩きの為だけに福岡に遊びに行ってみたいものです!!

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