立場が人を作る
尊敬する上司と出会う社会人人生だ。
初期配属の部署で出会った部長もその一人。
去年まで東京にいて、今は広島にいる。
部長はぺーぺーの担当社員にも気さくに話しかけてくれて、とにかく面倒見がイイ。
彼女がいない僕がクリぼっちだという話をしたら、単身赴任で暇だから相手してやるよと、クリスマスイブに二人で焼鳥に行ってくれるほど面倒見がイイ。
今でも1年に1回は電話するし、かかってくることもある。
「◯◯◯(僕の同期の女の子)から、東京にいるから飲みましょうよって今日急に呼び出されたから飲んでたら、たっかい日本酒浴びるように飲んでつぶれちまってよ~。
お母さんのいるホテルまで送って、今家まで帰ってきたらタクシー代往復で1万だぜ?
まあ、こうやって話のネタになるし、元気にやってる姿見れたんだから良いんだけど。」
と、電話してきて豪快に笑ってるほど面倒見がイイ。
誰からもとっても評判が良くて、周りからの信頼が厚い人だ。
そんな人だからこそ、人を叱る時にはとても厳しく叱る。
ある日、入社1年目の後輩が寝坊した。
当然、出社してきたと同時に呼び出す。
「なんで遅刻してきたんだ。寝坊か?」
「はい、そうです。申し訳ありません」
「目覚ましはかけたのか?」
「はい、かけてました」
「いくつかけたんだ」
「2個です。」
「お前、社会人ナメんなよ。」
#一体何個が正解なんですか
#何個でもたどり着く結論はきっと同じ
まあこれはネタだけど、ちょっと手を抜くとすぐに「最近どうした?」と言われて背が伸びる。
それでいて、頑張ったら褒めてくれて、飲んでる時は和気あいあい。
こういう関わり合いを部内のみんなとやっているんだから、面倒見がイイにも程がある。
僕が異動する時、部長から頂いた言葉が印象的だ。
「立場が人を作るから。最初は苦労したとしても食らいつくんだぞ。頑張れ。」
この言葉を胸に、やったことがないことにもチャンスがあれば手を上げることにしている。
その上で、最初は失敗しても、成功するまでやり続ける。
後で読み返した未来の自分にも、挑戦して諦めない人であってほしいな。
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