サウジアラビアに敗れ予選敗退「INASグローバルゲームズブリスベン2019」知的障がい者フットサル日本代表
「INASグローバルゲームズブリスベン2019」フットサルDAY3グループB最終戦日本とサウジアラビアの試合が10月15日に行われた。
まだ勝星のない日本は連戦の疲れの残る中チーム一丸となって2018INASサッカーワールドカップ優勝国のサウジアラビアとの予選最後の試合に臨んだ。この日のスタンドには日本から応援にきた選手の親御さん以外に、地元の高校生12,3人が日本の応援に来てくれた。
試合は前半4分FP10澤田偲努のキックインをFP2佐藤快ワンツーでFP10澤田に返してそれをダイレクトでゴールに押し込み日本が先制。先制の喜びもつかの間リスタートすぐにサウジアラビアに同点にされてしまう。さらに前半8分に逆転を許す。しかし、日本もすぐに反撃。前半9分キックインからFP10澤田がダイレクトで右サイドにいたFP8吉川圭祐へ落とし、中にカットイン後、左足を振り抜きゴール左上に突き刺し同点ゴールを決め試合を振り出しに戻した。その後も激しい攻防が続き、前半13分サウジアラビアが再度逆転すると、14分にはGK1野崎将智からのスローを左サイドで受けたFP9利根川優輝が縦にドリブル後、相手陣地交代エリア付近でDFの裏へスルーパス、それを裏に走り込んでいたFP3徳丸舜がダイレクトで押し込みすぐに押し込み3-3と同点にする。だがしかし、またリスタート直後にサウジアラビアに3-4と突き放されてしまう。
サウジアラビア1点リードで始まった後半2分日本のコーナーキックからFP2佐藤がニアに走り込むFP3徳丸へパス、左足でのシュートが一度は相手DFに当たるも、再度右足でのシュートが相手DFの股を抜き、ゴール左隅に叩き込み4-4と追いた。ここから日本は逆転を狙うが立て続けに5失点してしまい4-9と突き放されてしまった。まだまだ諦めない日本は応援の「ニッポンコール」が響く中、後半13分コート中央でインターセプトしたFP3徳丸がそのまま第2PKあたりまでドリブルで持ち込み、そのまま右足を振り抜きゴール左隅に叩き込み5点目を決め5-9にする。その後は体格、体力に勝るサウジアラビアに試合終了までに5点追加され5-14でグループリーグを3連敗で終えた。
先発
GK 1野﨑将智
FP 2佐藤快 FP3徳丸舜 FP8吉川圭祐 FP10澤田偲努
控え FP5中村海斗 FP6赤須勝一郎 FP7岡田秀太 FP9利根川優輝 GK18岡本一希
監督 木村純一
コーチ 小林勇樹
トレーナー 島田靖丈
スタッフ 柳沢つかさ
試合経過
前半 3-4
4分 1-0 2佐藤⇨10澤田
4分 1-1 サウジアラビア
8分 1-2 サウジアラビア
9分 2-2 10澤田⇨8吉川
13分 2-3 サウジアラビア
14分 3-3 9利根川⇨3徳丸
14分 3-4 サウジアラビア
後半 2-10
2分 4-4 3徳丸
7分 4-5 サウジアラビア
7分 4-6 サウジアラビア
8分 4-7 サウジアラビア
10分 4-8 サウジアラビア
12分 4-9 サウジアラビア
13分 5-9 3徳丸
14分 5-10 サウジアラビア
17分 5-11 サウジアラビア
17分 5-12 サウジアラビア
17分 5-13 サウジアラビア
19分 5-14 サウジアラビア
Total 5-14
選手のコメント
FP3徳丸舜
「強豪国のサウジアラビア相手に前半は互角に闘えて、ハーフタイムに後半は前からプレスを掛けて点を取りに行こう!と全員で決め後半挑みましたが、途中から足が止まり1対1で突破されたりカウンターで失点が重なり大差で負けはしたけど、攻め続けた結果であって闘う気持ちも強く持てていたので収穫も有ったのかなと思います。残り2戦、油断せず闘い続け絶対勝ちます!体張ります!」
FP7岡田秀太
「今日の試合は絶対に勝つんだという気持ちでチーム一丸となって闘いました。そんな中で先にゴールを取れて幸先はよかったけどその後の試合運びが少しうまく行かなかったなと思いました。細かい所を振り返ると、攻撃の良かった事は個人突破が積極的にできていたことが多かったのがチームとして良かったし、パスの崩しがまえのゲームより良くなってが増えたので崩した場面が多くなりました。クリアランスで何度か裏を取れたのも良かったと思いました。攻撃の課題はやっぱり時間が進むにつれパスミスなど疲労でミスが多くなってしまったのがもったいなかったのと焦ってプレーして相手にカットされる事がありました。奪った後のプレーにミスが多かった事です。」
「守備の良かった所は、球際を激しく行った事。ファーストDFの寄せからのボールにアタックする事が前の試合よりできていました。最後のところでスライディングする場面も増えて気持ちを出して守備をできました。守備の課題は、ファーストDFの寄せからのボールへのアタックが甘い時と良い時の波があった事。マークをはっきり決められずに危ないシーンができてしまった事。カウンターのスピードについていけなかった事一対一の守備の強度。」
「全体的には最初から最後までみんなで気持ちを出してサウジアラビア相手に闘えたことは収穫だと思います。最後カウンターや一対一で失点を沢山したけど自分たちが前から守備に行くと決めて引いて守るよりは、前から行って少しでもカウンターとかチャンスを作る為にやったので無駄な決断ではなかったと思っています。」
「グループリーグ勝てなかった悔しさを忘れず明日から始まる順位決定戦、絶対に勝って終われる様にまた頑張りたいと思います。 個人的にゴールをまだ取れていないのが凄くもどかしい悔しい情けない。守備をしっかりやるのは当たり前だしその中攻撃でチャンスがあったらネットにぶち込みたいです。このままじゃ終われません。監督、コーチ 支えてくれる人達の為に
最後まで闘います。」
グループB4位の日本は、グループA3位のオーストラリアと順位決定戦を16日9:00から行う。