ヒヨコ先輩の性格 『よろしくね。』
○○ : 飛鳥さ〜ん!ご飯できました!
飛鳥 : ん。
飛鳥さんがニューヨーク留学から帰って数日。
僕と飛鳥さんは何気ない日々を過ごしていた。
○○ : 大学慣れました?
飛鳥 : 慣れるも何も元々行ってた大学だし笑
○○ : まぁ...そうですよね...笑
ゲホッ...ゲホッ...
飛鳥 : 大丈夫?
○○ : 大丈夫です...朝起きてからちょっと頭痛くて...
飛鳥 : そっか...大学休む?
○○ : 今日は休みます。
飛鳥 : 私今日午前だけだからすぐ帰ってくる。
○○ : ありがとうございます...
———————————————
学校に行ったのはいいけど、○○が心配で授業には全く集中できなかった。
私、○○のこと本当に好きなんだな...///
いくちゃんにも揶揄われちゃった...///
飛鳥 : ただいま
・・・・
飛鳥 : ○○?
○○ : うぅ...うぅ...
飛鳥 : ○○!!!
○○ : あす...か...さん...
飛鳥 : すごい熱!ちょっと待ってて!
○○ : はい...
ピピピピ...
飛鳥 : 39.3度もある...
○○ : ごめんなさい...飛鳥さん
飛鳥 : とりあえず今日はゆっくり寝て?
○○ : はい
翌日。
飛鳥 : どうしよう...熱下がってない...今日私、テストあるのに...
○○ : 行ってきてください。僕、大丈夫なので。
飛鳥 : あ!今日いくちゃんたち全休だから呼ぶね!
○○ : ありがとうございます...
数分後...
生田 : ○○君大丈夫?!
遠藤 : お兄ちゃん!
山下 : 愛人が看病しにきたよ〜♡
生田 : 飛鳥が帰ってくるまで私たちが看病するからね!
○○ : みんな...ありがとう...
遠藤 : それにしてもお兄ちゃんが風邪ひくなんて珍しいね?
○○ : そうだね... ゴホッゴホッ...
山下 : ダーリンが辛そう!ちょっと待ってて!色々準備してくるから♡
生田 : さくちゃん私たちも行こ?
遠藤 : はい!お兄ちゃんゆっくり休んでて!
○○ : ありがとう
———————————————————
ガチャ...🚪
飛鳥 : ○○は?!
遠藤 : 飛鳥さんシー!!
生田 : ○○君気持ちよさそうに寝てるから。
山下 : 微熱まで下がってだいぶ楽になったそうですよ♡
遠藤 : 生田さんのあぶなっかしい料理でお兄ちゃん、気絶しそうでしたけど笑
生田 : それを言うならさくちゃんもやばかったでしょ!
遠藤 : てへっ...///
山下 : 2人ともやばかったので愛人の美月ちゃんが全部やりました♡
飛鳥 : 経緯はどうであれ、みんなありがとう...
遠藤、山下、生田 : どういたしまして!
○○ : んん...
飛鳥 : ○○!!
ギュッ...
○○ : おかえりなさい、飛鳥さん
飛鳥 : よがっだぁーーー
○○ : なんで泣いてるんですか...笑
飛鳥 : だっでぇ...○○が2日間も高熱なんて初めてだったから死んじゃうと思って心配だったんだから!!
○○ : 僕そんな簡単に死なないですから...笑
生田 : 私たちお邪魔そうだから帰ろっか。
飛鳥 : みんなありがとうね。
○○ : 今度何かお礼します。
遠藤 : みたらし団子!
生田 : 2人でご飯行こ!
山下 : カラダで払ってくれる?♡
飛鳥 : いくちゃんのはギリいいけど、やまのは却下。
山下 : えぇ〜じゃあ、また大学でいちゃいちゃしようね♡
○○ : あははぁ...笑
遠藤、山下、生田 : ばいば〜い!
○○、飛鳥 : 👋
3人が帰ったあと...
飛鳥 : でも本当によかった
○○ : ご迷惑をおかけしました。
飛鳥 : 本当だよもう!いなくなっちゃうと思ったし...
○○ : すみません...
飛鳥 : 離れ離れなんて嫌だからずっと一緒だぞ...///
○○ : もちろんです!
飛鳥 : これからもよろしくな。
○○ : はい!
初めは喫茶店のバイトと常連客として始まった関係。
でも、今はこうやって同じ空間で同じ時間を過ごしている。
これは当たり前ではなく、奇跡なのかもしれない。
だから僕は、この関係が崩れないように優しく微笑む彼女の手を離さないことを誓った。
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