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サス兄のお気に召すまま#5〜ウイスキーの話〜

こんばんは、ライオネルリチ男です。

それは嘘でして、サス兄です。

皆様は、思い出の一杯ってありますか?
僕はあります。
忘れもしないあの一杯。

そんな感じで今回はウイスキーの話をしようと思います。

僕のウイスキーの出会いは、30歳の頃。
今からちょうど10年前ですね。

若い頃に、イキって居酒屋で飲んだり、実家にある父親のウイスキーをもらったり、行きつけのスナックで飲ませてもらったり。

正直美味しさなんて一つも分かって無かったんですよ。
ウイスキーが飲めるということが、カッコいいと思ってたぐらいです。

嗜みかたも分からないままですから、当然次の日にはゲーゲー🤮しちゃったりしてね。

そんな私は、30歳に思い切った転職でBARに修行に行きました。
面接で行った店内を見て驚愕でしたね。

「こんなにウイスキーってあるの?」

今でも思いますよ。
凄い店だなと。

「未経験の30歳で採用はギリギリだったぞ」

そうオーナーから言われたのは、採用されて仕事に慣れてからでしたね。

だからこそ、みんなより遅れてると思って、深夜の暇な時間が出来れば先輩にステアを見てもらい、シェイカーの振り方、理論を教えてもらい、早く出勤しては練習、店が閉店してからも先輩に付き合ってもらい練習。

そんな毎日でしたね。
毎日気を張って、怒られるのなんて日常茶飯事でしたが、今は良い経験だったと思います。

実際今の仕事は、そこでの経験がほとんどですから。
今だにオーナーも先輩も可愛がってくれますし。

話は逸れましたが、そんな30歳から31歳になる時に、御贔屓にしてくださる某バイク関連会社の方がいらっしゃってました。

付き合いの長いオーナーと話をしながら、シングルモルトを嗜む。
その会話に洗い物や先輩のサポートをしながら入る私。

飲んだことある方は分かると思いますが、熟成のしたシングルモルトって、とても良い香りがするんです。
思わず、

「とても良い香りがしますね!
    飲まなくても美味しさが分かります!」

するとオーナーが、

「お前の誕生日に飲ませてやるよ。
          誕生日いつだ?」

「すみません、嘘じゃなく
    日付け変わったら誕生日なんです。」

えー?ってそのお客様も、オーナーも笑いながら驚いてましたが、言った手前オーナーもじゃあ営業後飲めとしか言えなくてね(笑)

思い出のバルヴェニー30年

本当に1ショット飲ませてもらいました。
あの当時であの金額だったのに、ウイスキーが高騰してる今ならいくらするんだろうなと。。。

オーナーが帰った後に、先輩達に一口ずつ飲まれたのは、ある意味良い思い出です(笑)

とても美味しい、レアウイスキーを飲ませてもらった思い出の一杯でした。

長くなりましたが、この辺で。
また。

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