客船のいる風景
7月24日、外国クルーズ客船2隻が神戸港に入港しました。
ちょうど、神戸ポートターミナルで「客船フェスタ」が開催されており、多くの人々が、暑い中歓迎に来られていました。
「ダイヤモンド・プリンセス」(11.6万トン)は朝6時に入港予定で、5時には撮影を待機。
梅雨明け後の晴天で、港の夜明け風景が綺麗でした。
5時23分、ポートアイランドの東に船体が見えてきました。
大きなビルのような客船が姿を現わした瞬間に私の写真スイッチが入りました。
ちょうど、生まれたての朝日が差し込み、海も空も輝いていました!
急いで神戸大橋を渡ってポートターミナルへ移動。
客船はポートターミナルがある新港第4突堤の東側Q1・Q2バースに接岸します。
タグボートが客船の右後ろを押して船体を回転させました。
船の上から朝日が顔を出して初めて見る光景になりました。
接岸後、高いところから客船のいる風景を撮ろうと、灘丸山公園に。
今回の停泊場所が良く見える高台です。
ちょうどフェリーボートも入港してきました。
手前に王子公園の緑と観覧車、客船の左に赤い神戸大橋が見えます。
微かに淡路島の島影が見えますが、夏は水蒸気が多くてこれでもよく見えた方です。
次は午後2時入港予定の「パシフィック・ワールド」(7.7万トン)です。
朝の「ダイヤモンド・プリンセス」の西側、第4突堤のO1・O2バースに接岸予定ですが、ここはフェリーターミナルのさらに奥まで入り込み、狭い海域で船体を曲げなければ接岸できません。
また第4突堤の東と西に大型客船が停泊する光景を見るのは初めてです!
最初の撮影場所は「ポーアイしおさい公園」の北端に決めました。
客船は、13時過ぎにポートアイランドの西側と和田岬の間から入港してきました。
赤い灯台は、神戸第一防波堤西灯台です。
客船はポーアイしおさい公園の北にある義勇海運さんの現業所や港島北波止場の前をゆっくりと進みます。
いよいよ神戸港の奥に入ってきました。
撮影場所を少し高いところに移して、接岸風景を撮影です!
フェリーターミナル(新港第3突堤)の奥に向けて船体を曲げ始めました。
手前にコンテナを積んだトレーラーが入ってきました。
船首の右が接岸するO1・O2バースです。
客船はスルスルと第4突堤の奥に入り込んでいきます。三洋海事のタグボート「ろっこう丸」が押していますが、何という巧みな操船でしょうか!
ここで毎日船を見ている作業員の皆さんも珍しそうに見物されていました。
客船はピッタリと第4突堤の西側と平行になりました。
ポートターミナル西側の歓迎テラスには人が一杯です。
急いでポートアイランド北公園に移動して、間近から撮影です。
神戸大橋の西に大型客船が係留されるのは珍しく、西隣に宮崎カーフェリー「たかちほ」も停泊しています。
しかも東側には「ダイヤモンド・プリンセス」が接岸しています。
こんな光景、見たことがありません!
この後、ポートターミナルに移動して「パシフィック・ワールド」を近くから撮影しました。
早朝からここまで頑張ってきましたが、あまりの暑さで気力・体力の限界に。
計画では神戸市役所の展望ロビーから、2隻の客船が停泊する第4突堤の光景を撮る予定でしたが、ここまでで終了にしました。
撮影時は高揚した気分で夢中でしたが、現像に2日間かかり、冷静に見直すと、風景として物足りなさもあり、まだ未熟だな、と反省。
それでも、撮影場所の選定や時間配分・移動など、うまく実行できたかと思います。
なにより、客船撮影に欠かせないお天気に恵まれたことが幸いでした。
来年の「客船フェスタ2024」にまた写真展があれば、是非入選したいもので、さらに精進したいと思います。
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