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五百羅漢・千灯会

兵庫県加西市北条町に「北条の五百羅漢」で有名な羅漢寺があります。450体の羅漢さんの石像が並び、県の指定文化財になっています。
毎年8月8日はご本尊の薬師如来の縁日で、千本のロウソクが灯される千灯会が開かれ、先祖の供養を行います。
近隣の人々が灯すロウソクの光で羅漢像が浮かび上がり、幽玄の世界という。

どんな雰囲気かと、神戸市の自宅から車で地道を1時間半、夕方とはいえ気温は33℃と、蒸し風呂のような天気。
カメラバッグを背に寺に入ると、ミニコンサートやかき氷などの縁日で大勢の人が集まっています。
五百羅漢の並ぶ場所には既にロウソクが灯され始めていました。

昔、昼間に来た時は人も少なく静かでしたが、この日は夕暮れの徐々に暗くなる頃から、浴衣を着た子供たちがロウソクを灯しています。そんな可愛い姿を撮ろうとカメラマンが殺到。私は離れたところから望遠で。可愛い少女たちですが、肖像権侵害はしませんので、顔はモザイクをかけています。ご理解をお願いします。

五百羅漢とは、お釈迦様が入滅後に集まった実在した五百人の直弟子で、尊敬される資格のある悟りを開いた高僧のことです。
そんな高僧の像のお顔はエキゾチックで、いろいろな表情をしています。
ご先祖に似た像がないかと探してみました。

両親に似た石像はありませんでしたが、蝋燭の揺れる灯に表情が変わり、興味深い被写体です。
汗が滴り落ちますが、興味は尽きません。

陽が落ち、三日月が出ていました。
大勢のカメラを持った人がいましたが、皆さん夢中のようです。
1時間ほど撮ったところで暑さで集中力の限界に。
最後の1枚はピントがどこかへ(笑)

来年も挑戦してみようと思います。




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