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【札幌記念 2022】ラップ分析で予想!ソダシの評価は!?

こんにちは!KAZUです。

この記事では、「札幌記念」のラップ分析と出走予定馬のラップ適性の評価、そして本命馬をご紹介します!

馬券予想にご参考ください。

【参考】先週と夏競馬の予想結果

先週の予想結果

■小倉記念
◎②マリアエレーナ/2番人気1着
■関屋記念
◎①イルーシヴパンサー/2番人気11着

夏競馬の予想結果

■単勝的中率:12.5% 単勝回収率:62.5%
■複勝的中率:87.5% 複勝回収率:150.0%

①CBC賞/◎アネゴハダ/3着
②七夕賞/◎アンティシペイト/3着
③函館記念/◎マイネルウィルトス/2着
④中京記念/◎ファルコニア/3着
⑤レパードS/◎タイセイドレフォン/2着
⑥エルムS/◎オメガレインボー/3着
⑦小倉記念/◎マリアエレーナ/1着
⑧関屋記念/◎イルーシヴパンサー/11着

札幌記念のラップ分析

それでは札幌記念の予想をご紹介します。
まず初めに予想のポイントとなるラップ分析を取り上げます。

スピードの持続力と馬力・パワーが求められる

札幌記念 個別ラップ(過去5年)

こちらは直近5年の札幌記念の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
赤色のグラフが過去5年平均を示すグラフとなっています。

札幌記念の個別ラップですが、
①2F目の先行争いが10秒台と激しいこと
②道中のラップは比較的流れ・緩まないこと
③ラスト4F目を起点にラップの高速化が起こり、ゴールまで12秒前後のラップが継続する持続力勝負であること
④過去5年平均の上がり3Fが36秒台と上がりは時計がかかること
などがあげられます。

札幌記念はスピードの持続力と低速上がりなど時計がかかることに対する馬力・パワーが求められるレースと言えます。

求められるラップ適性は持続力型への適性

次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」を用いて求められるラップ適性を分析します。

【ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロン前後のラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
縦軸からはラップスピード・時計の速さへの適性が、横軸からは前傾ラップの「底力型」やワンペースな「持続力型」、上り3ハロンの「瞬発力型」などどのようなラップ構成に強いのかが分かります。
KAZUの競馬予想 独自のラップ分析ツール
札幌記念 ラップマトリックス(過去5年)

直近5年の札幌記念のラップ適性を分析すると脚質型は底力型が1回、持続力型が3回、バランス型が1回。ラップスピードについては良馬場開催であれば「11.90〜12.05」、道悪馬場開催は「12.10〜12.25」が基本と考えます。

このような背景から考える今年の札幌記念で求められるラップ適性ですが、良馬場で「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.90〜12.05」、道悪馬場で「底力型〜持続力型×ラップスピード12.10〜12.25」に設定します。

なお脚質については過去5年成績で差しが[4-3-1-14/22]、複勝率36.4%、単勝回収率・複勝回収率ともに100%以上と好成績をあげています。
脚質的には好位からの差し脚質の馬が狙い目です。

札幌記念の有力馬のラップ適性

ここからは札幌記念の出走予定馬のラップ適性について特集します。
なお評価については、S、A、B、C、D、Eの6段階で行なっていきます。

ソダシ ラップ適性

ソダシ ラップマトリックス

まず初めに想定1番人気のソダシを取り上げます。
上図はソダシの直近10戦を対象としたラップマトリックスです。

赤いゾーンが札幌記念の良馬場で求められるラップ適性、青いゾーンが札幌記念の道悪馬場で求められるラップ適性、緑枠が該当馬が実績をあげており得意とするラップ適性となります。

ソダシのラップ適性ですが、「底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.35〜12.00」のレースを得意にしています。

ラップマトリックスの下にいくほど好成績をあげており、高速決着に強いことがソダシの特徴です。

札幌記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場において昨年の札幌記念1着の適性が合致、道悪馬場については秋華賞10着の適性が合致します。

ラップ適性の評価は良馬場で「B」、道悪馬場で「C」とします。

昨年の同レースの覇者ではありますが、ラップ適性としては高速決着のマイル戦がベストな馬のため、今回は能力でどこまでカバーできるかといった評価です。

速い時計が出る馬場状態・環境下であれば昨年同様に好走が期待できますが、時計がかかる馬場状態・環境下になると怪しい人気馬とも言えます。

パンサラッサ ラップ適性

パンサラッサ ラップマトリックス

続いて有力馬の中で期待値が高い一頭として、パンサラッサを取り上げます。
上図はパンサラッサの直近10戦の国内戦を対象としたラップマトリックスです。

パンサラッサのラップ適性ですが、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.80〜12.05」のレースを得意にしています。

「肉を切らせて骨を断つ」スタイルの逃げ馬で、脚質型は底力型にいくほど好成績です。またラップスピードや上がりについては時計がかかった方が良い馬です。

札幌記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場においてオクトーバーS1着の適性が合致、道悪馬場については有馬記念13着の適性が合致します。

有馬記念13着の結果は距離適性外で度外視と考えて良いです。
芝2000mの不良馬場でラップスピード12.84と超低速ラップになった新馬戦で勝利をあげていることから道悪馬場でも一定の評価ができます。

ラップ適性の評価は良馬場で「A」、道悪馬場で「B」とします。

大逃げする馬のため好位差しの好走傾向の脚質とは異なりますが、良馬場開催であればラップ適性からはかなり期待値が高い一頭、道悪馬場でもしっかりとマークをしておきたい一頭と評価します。

ジャックドール ラップ適性

ジャックドール ラップマトリックス

上図はジャックドールの直近10戦を対象としたラップマトリックスです。

ジャックドールのラップ適性ですが、「バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.70〜12.15」のレースを得意にしています。

「大逃げして粘る」スタイルのパンサラッサとは対照的に、ジャックドールは「逃げて差す」スタイルの馬です。

札幌記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場において1勝クラス1着、大阪杯5着の適性が近接します。

ラップ適性の評価は良馬場で「C」、道悪馬場で「D」とします。

超高速馬場・高速馬場の中距離戦をマイペースで溜め逃げする形がベストな馬なだけに今回は低評価な一頭です。

グローリーヴェイズ ラップ適性

グローリーヴェイズ ラップマトリックス

上図はグローリーヴェイズの直近10戦の国内戦を対象としたラップマトリックスです。

グローリーヴェイズのラップ適性ですが、「底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.65〜12.20」のレースを得意にしています。

中距離戦であれば幅広いラップ適性を誇り、オールラウンダーに近い特徴を持ちます。上がり3F33秒台といった完全な瞬発力勝負になるとキレ負けするため、上がりはやや時計がかかった方が良いタイプです。

札幌記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場においてオールカマー3着、京都大賞典6着の適性が合致、道悪馬場については宝塚記念17着、金鯱賞4着の適性が合致します。

ラップ適性の評価は良馬場で「B」、道悪馬場で「C」とします。

好位差しの脚質イメージとも近く、しっかりと押さえておきたい馬です。

ユーバーレーベン ラップ適性

ユーバーレーベン ラップマトリックス

上図はユーバーレーベンの直近10戦の国内戦を対象としたラップマトリックスです。

ユーバーレーベンのラップ適性ですが、「底力型〜バランス型×ラップスピード11.65〜12.15」のレースを得意にしています。

札幌記念で求められるラップ適性に対しては、良馬場においてジャパンカップ6着、オークス1着、札幌2歳ステークス2着の適性が近接、道悪馬場については秋華賞13着の適性が合致、フラワーカップ3着の適性が近接します。

ラップ適性の評価は良馬場で「B」、道悪馬場で「C」とします。

グローリーヴェイズ同様に抑えとしては、マークしておく必要がある一頭と考えます。

札幌記念の出走予定馬のラップ適性(ダイジェスト形式)

ウインマリリン ラップ適性

ウインマリリン ラップマトリックス(直近10戦)

■ウインマリリン ラップ適性
持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11.85〜12.25

■ラップ適性 評価
良馬場:C
道悪馬場:D

■短評
バランス型・瞬発力型の瞬発力勝負や高速馬場で軽いスピードを活かす馬と考えているため、今回は厳しい評価です。

マカヒキ ラップ適性

マカヒキ ラップマトリックス(直近10戦)

■マカヒキ ラップ適性
底力型〜持続力型×ラップスピード12.05〜12.25

■ラップ適性 評価
良馬場:B(速い時計がでる環境下ではC)
道悪馬場:B

■短評
近走の成績は奮いませんが、底力型や持続力型が想定されるラップ適性、良馬場でもやや時計(勝ち時計・上り3F)がかかる条件下などマカヒキにとって条件は揃っています。(良馬場でも勝ち時計が2分前後であれば対応可)
穴馬で狙って面白い一頭と考えています。

ハヤヤッコ ラップ適性

■ハヤヤッコ ラップ適性
底力型〜バランス型×ラップスピード12.15〜12.70

■ラップ適性 評価
良馬場:D
道悪馬場:B

■短評
前走の函館記念同様に重・不良といった時計のかかる道悪馬場になれば、期待値は高い一頭です。

アンティシペイト ラップ適性

■アンティシペイト ラップ適性
底力型〜バランス型×ラップスピード11.80〜12.30

■ラップ適性 評価
良馬場:C
道悪馬場:C

■短評
このメンバーに入っての能力面で通用するかどうかは疑問ですが、ラップ適性は良馬場・道悪馬場ともに平均よりもやや上の評価ができます。
パンサラッサが作るハイペーストも合いそうで、ここは試金石の一戦となりそうです。

レッドガラン ラップ適性

■レッドガラン ラップ適性
持続力型〜バランス型×ラップスピード11.65〜12.00

■ラップ適性 評価
良馬場:B
道悪馬場:D

■短評
良馬場におけるラップ適性は高いものが見込めます。
あとはこのメンバーに入って能力的に馬券に絡めるかどうかです。

ユニコーンライオン ラップ適性

■ユニコーンライオン ラップ適性
バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.90〜12.25

■ラップ適性 評価
良馬場:C
道悪馬場:D

■短評
鳴尾記念も宝塚記念も道中のペースが緩む中を逃げて残った競馬(脚質型はバランス型・瞬発力型)。
ラップ適性としては、パンサラッサが作るであろう底力型中心のレースとは合わないイメージが強いです。

アラタ ラップ適性

■アラタ ラップ適性
底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.95〜12.55

■ラップ適性 評価
良馬場:C
道悪馬場:D

■短評
ラップ適性自体の評価はそこまで低くはないが、今回はここまで戦ってきたメンバーレベルとは2ランク、3ランクほどレベルが違います。
ここは厳しい印象が強いです。

フィオリキアリ ラップ適性

■フィオリキアリ ラップ適性
底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.95〜12.20

■ラップ適性 評価
良馬場:E
道悪馬場:D

■短評
良馬場・道悪馬場ともにラップ適性は平均以下です。
能力的にここは厳しいでしょう。

ケイデンスコール ラップ適性

■ケイデンスコール ラップ適性
底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.45〜11.95

■ラップ適性 評価
良馬場:D
道悪馬場:E

■短評
マイラー志向の強いラップ適性でここでは評価しづらいです。
6戦連続の掲示板外でピークアウト感も否めません。

アイスバブル ラップ適性

■アイスバブル ラップ適性
底力型〜バランス型×ラップスピード11.80〜12.35

■ラップ適性 評価
良馬場:D
道悪馬場:F

■短評
洋芝の札幌・函館芝2000m自体への適性は高いのですが、ケイデンスコール同様にピークアウト感が強く、能力面からもさすがにここでは厳しいでしょう。

サトノクロニクル ラップ適性

■サトノクロニクル ラップ適性
超底力型〜持続力型×ラップスピード12.00〜12.40

■ラップ適性 評価
良馬場:D
道悪馬場:D

■短評
ここ数年はオープン競争・リステッド競争での3着が精一杯の馬です。
能力的にかなり厳しい評価です。

札幌記念のラップ適性評価(まとめ)

札幌記念の本命馬

◎:③パンサラッサ

ラップ適性はメンバー中トップクラス、今の札幌芝のやや時計のかかる馬場も新馬戦で超低速馬場を勝利しており問題なし、前残りの馬場傾向も味方します!
距離短縮となる芝2000mでの巻き返しに期待して本命とします!

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