「夢と金」僕が1つの夢を追っていた頃を思い出した。
西野亮廣さんの最新刊「夢と金」が発売されて初日で10万部を突破している。
何も知らない人から見れば、いきなり10万部なんて異常のように思われるかもしれないが、西野さんの発信を毎日聴いていると驚きはするものの納得の結果に思える。
僕は毎朝通勤中にVoicyで西野亮廣さんの配信を聴いている。
なぜ僕が西野さんの配信を聴くのかというと、単純に面白いからというのもあるが、現在進行形で仕事のことを話していてリアルな現状が勉強になるからだ。
映画プペルを始めとして、輝かしく数多くのヒットを出しているその裏には計り知れない仕事量がある。仮に全てあげるから体を入れ替えてと言われても、御免被りたい。
僕が同じことをしたら、きっと3日と持たないだろう。
そんなことを思いながら「夢と金」の冒頭を読んだ。読み始めて数ページでぐさぐさと刺さる内容が書いてある。
この国に足りていないのは希望だ。希望を持つためには、夢を語り、お金を学ばなければならない。
まえがきの、まだ始まって3ページ目の部分だが僕はハッとすることを思い出した。
20代の頃にテレビでやっていたK-1の舞台を夢見て、プロキックボクサーを目指していたあの頃。
夢ばかりを追いかけて、仕事しながら練習をしていた。そしてアマチュアで試合を繰り返し1年半かかったが、プロデビューが決まった。
初のプロの舞台に喜びと興奮、そしてプロとして初めてのファイトマネーを頂いた。
デビュー戦は現金1万円、または試合のチケット2万円という選択肢があった。
僕はチケットを選び、親に送ったり、友人や応援してくれる方に安くで売った。
手元には1万円少々が残っただろうか。
それはとても貴重な1万円だった。
・・・
そして、そのデビュー戦で僕は怪我をした。
・・・
治療費は1万円だった。
夢と金
夢を追いかける人は、お金のことは必ず学んでおかなければならない。
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