別れが人を強くする、そう思っていた
別れというのは何度経験してもつらいもの
家族や恋人などと一時的な別れもあれば、永遠の別れもある。
どんな形であったにしても、大切な人との別れはなんとも言葉にし難いものがある。
一緒に過ごした時間が濃いければ濃いほど、別れ際の反動が大きく
一気にたくさんの感情が溢れ出してくる
その瞬間、人の体というのは素直なもので涙となり流れ落ちる。
別れに大きい小さいがある訳ではないが、永遠の別れと、一時的な別れは違う。
・過去
ここで僕の過去のことを少し書いておく
僕の両親は小学生の時に別れた為、僕は祖母と父で暮らしてきた。
祖母は僕にとって母のような存在で社会人になるまで、ずっと一緒にいた。
母との別れや辛い時期は多々あったが、祖母がいたからこそ乗り越えられてきたのだと今は思う。
当時は自分のことで精一杯で祖母の想いなど知る由もなかった。
それから数年して94歳で祖母は亡くなった。
最期の時まで話が出来て、寿命が尽きるその瞬間まで精一杯生きた。
・大往生
そう呼ぶに相応しい最期だった。
その祖母との別れが僕にとって1番インパクトのある別れである。
・声が出ない
悲しみの感情が大きすぎると、声が出なくなる。もう命尽きるという時に、親戚たちに声かけてあげてって言われたけど
もう言葉が出ない、ただ涙が出るだけで声を出そうとすると喉が詰まって言葉にならない。
よくドラマで別れ際のシーンを見るが、実際に自分がその立場になってみると本当によく分かる。
別れから数年の時が経つが未だに実家に帰ると、もしかしたら‥
なんて思うこともある。
・葛藤
冒頭に別れは人を強くすると書いたが、この悲しみを乗り越える為に心の中の葛藤が経験となり人は成長していくのだ。
そして永遠の別れだけでなく、結婚や離婚、引越しによっての一時的な別れも大切な人と離れてしまうというのはとても辛い。
母とは離婚してから一緒に暮らさなくなってからも、1、2年に1回は会うことがある。
初めのうちは会うのは嬉しいのだが、1日一緒に過ごしても時間がくれば別れの時が来る。
それが辛くて辛くてよく泣いたものだ。
今は社会人となり自分が車でも飛行機でも、会いに行こうと思えば行けるので別れの辛さはいくらかマシになった。
自分ではどうしようもなかった学生時代は‥
強くなったのか
おもに家族のことを書いたが、他にも恋人との別れなどいろいろありました。
たくさんの別れを経験してきて、僕の心は強くなったか?って言われると正直そうでもないかも。
タイトルに別れが人を強くするって書いたけど、自分の感情の行き場を少しはコントロールできるようになったけど
悲しいし、つらいし、言葉になんないよ!
やっぱね、つらく悲しい時は泣く
これしかないと思う。涙って感情が溢れて抑えきれないから出るのだから、それを止めちゃダメだよ。
自分の気持ちを抑えず、いっぱい泣いて
そしたら泣いたぶん、いっぱい笑って生きていきゃいいじゃん。
人生一度きり、自分に正直に生きよう!