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僕の人生はある時出会った占い師によって大きく変わった!
その人と出会うまでは、格闘技が大好きでガテン系の仕事をしていた僕が、現在は看護師として働き結婚もして落ち着いた生活をしている。

これは僕の嘘のような本当の体験です。

占い師との出会い

占いというと多くは女性がいくイメージだが、意外と男性の中にも占いに行く人はいる。
そういう僕も20歳の頃に占いに興味を持っていて、同じ会社の上司(2周り年上のおっさん)に誘われて占いにいった。

そこでの占いが今後の僕の人生を大きく変えることになる

上司に連れて行かれたのは、よくある都会のきらびやかな「○○の館」という場所ではなかった。

よく駅前で見かける雑居ビルだ。
その殺風景なビルの階段を登り、2階の1室へと案内された。

この時点で怪しさいっぱいだ!

しかし、一緒に行った上司のことはとても信頼していたので、迷いなくはなく言われた部屋の扉をそっと開けた。

おっさん(占い師)

「こんにちは~」

そう言って扉を開けると、薄暗い部屋のなかにパーテーションがあり、その向こうから「はーい」と低い男性の声がした。

上司に促されて声の方へ進む

そこには中年の坊主のおっさんがドーンッと座っていた。
体は大きくタバコをふかし、見た目はヤ○ザの親分みたいな風貌だった。

(いよいよ何か間違えたかも・・)

僕はあっけにとられながらも

「よろしくお願いします」

と言い、促されるままおっさんの目の前の席についた。

そして、上司も一緒についてきて僕の後ろの席に腰掛けた。

上司とおっさんは、以前から何度も会っているようで、とても親しげな様子だった。

まず先に上司からおっさんに、僕のこと紹介してくれた。

ただここで問題が・・僕の上司は話好きな人で、話し出すと止まらない・・

そしてヤ○ザ風・占い師のおっさんも話好きなようでおっさん同士の話が止まらなくなってしまった。
さらに僕も巻き込んで、話は盛り上がっていき気付けば肝心の占いをしないまま1時間近くの時間がたっていた。

キーワード

話は続いていたのだが

突如として、おっさんが真剣な顔で話を切り出した。

「君、ラーメン屋になりなよ」

ん!突然なんの話だ?と僕はあっけにとられていたが、おっさんの顔は真剣でなにか思うところがある様子だ。

「ラーメン屋ですか・・?」

と僕は聞き返すとおっさんは

「おう!絶対そうだ!ラーメン屋になって、鳥取にあの店を作ってくれ!」

なにを言っているのか、もはや僕にはなにを言っているのか訳が分からなくなった。

それよりも占いはいつ始まるんだッ!!


②へ続く!!

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