精神科7年を通して感じるパワーバランス!
こんにちは、河村一樹です。
精神科病院の病棟で看護師として働いています。
お盆の間はどこの病院も外来は休みとなり、病棟の方も職員が手薄になります。
僕が働く病院では、11〜15日がお盆休みとなっていました。
普段は5人いる先生も1人、看護師も各病棟に2、3人という日が続きました。
長期休みになると病棟勤務の職員は大変‥
そんな中、このお盆の期間中は病状が悪化する方が数名ありました。
その患者さんの主治医の先生がおらず、当直の別の先生が診察して治療をしたりしましたが、なかなか改善されませんでした。
普段の土日の休みも主治医がいない場合は、当直医が診察して指示を出しますが
どうやら見ていると、先生方の間でのパワーバランスを感じます。
特に病院のトップである院長先生の患者さんを他の先生が診る時は気を遣われています。
院長→副院長→常勤Dr→非常勤Drといった順に力関係が強いですね。権力ってやつでしょうか!
しかし、権力が強いほど医師としての腕がいいかというとそんなことはなく。
看護師からみて1番病状が落ち着いておられるのは、よく病棟に顔を出される常勤Drの受け持つ患者さんです。
よく病棟にきて、患者さんや、看護師などの職員と気さくに話をされる先生が1番患者さんのことを分かっていて、病状の改善が早いです。
これは7年精神科病棟で働いてきての実体験から感じています。
院長になると経営のことなどもあるのでしょう、患者さんのことだけ考えている訳にはいかないというのが本音なのかな・・
あまり病棟に来ないですね。
実際の現場にいるからこそ感じる、この違和感はなんともやるせ無くなります。
ということで、今日は精神科の先生の裏事情を記事にしてみました。
精神科にかかる機会はそんなに多くはないかもしれませんが、何かの参考になればいいなと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。