プロデビューまでの道のり
鳥取の田舎から兵庫のとあるジムにお世話になり1年、ようやく僕もプロデビューすることが決まりました。
プロになるまでの間にアマチュアで10戦戦ってきました。勝敗はパッとしないまでも、5勝5敗と勝ったり負けたりを繰り返しながら着実に実力を身につけていったのです。
昼間は建築の仕事をして、夜7時ごろからジムに行き練習する。毎日練習に行っていたわけではないですが、寝るのはほぼ0時頃という日が多かったです。
僕が通っていたジムの会長は当時40歳くらいで、まだまだ現役でもやれるほどイケイケでした。ジムに着くなり「おい!スパーリングや!」といきなり最初からギアがMAXなんて日もありました。
かなり破天荒な会長でしたが、強かったことと指導がめっちゃ上手かったこともあり皆が一目おく存在でした。
そして先輩の中には日本チャンピオンもおられて、よくしごかれました。
そんな日々の練習を突破して、1年と数ヶ月で僕はプロのリングに上がれることになりました。
プロになる為には、プロテストがあるのかと思っていましたが僕はテストを受けたことがありません。
テレビのガチンコファイトクラブで、プロテストの様子が放送されてたのでキックボクシングでも同じようなテストがあるかと思いきや、どうやら会長が「こいつはプロでも試合できる」と認めれば書類を提出してプロになれるようです。
*団体によっても違うし、現在はもっと厳しくなっているかもしれません。当時はかなりアバウトな感じでした。
そしてキックボクサーとしてデビューしてから、11戦目に僕はやっとプロのリングに上がります。
場所は広島!
いざ出陣です!
次回
「ついにきた!プロデビュー戦」に続く