
学び続けるサッカー人生
こんにちは!そして初めまして!TAKAです!
私は6歳の頃からサッカーを始めて現在では17年目。
現在は海外でサッカー選手としてプレーしています。
サッカーを始めた当初は練習に私服で行ってしまうようなただの何も知らない小学1年生でしたが今現在はサッカーで生活していけるくらいまでに至りました。
今回はここまで歩んできた道のりを全て実話に基づきお話ししていきたいと思います。
私がうまくいったきっかけをあなたがうまくいくための気づきとして。
私が通ってきた失敗はあなたが失敗しないための教訓として。
ぜひ今後のあなたの歩んでいく道のりに役立ててください!
・夢見た選手権
中学生はまでは地元のクラブチームに所属しサッカーをしていました。
小中と9年間そのクラブではお世話になりましたがサッカーの基本という基本を教えてもらいました。
その当時からの夢が“全国高校サッカー選手権に出ること“でした。
中学の卒業文集にもそのことを書いたのを今でも覚えています。
毎年選手権の季節になるたびに現地に行き何試合も観戦していました。
その度に(かっこいい)と何度も思わされすっかり高校サッカーの虜になっていました。
先にお伝えすると私はその夢が叶った上に“全国大会優勝“という中学生の頃は夢にも思わなかった素晴らしい経験まですることができました。
高校生ながら埼玉スタジアムのピッチに立ち3万人を超える大観衆の中でプレーしたあの時の感情は数年経った今でも鮮明に覚えています。
・順風満帆とは程遠かった高校3年間
高校3年生の最後の高校サッカー選手権の舞台に立ち最終的に夢を叶えることはできましたが高校3年間は全く簡単なものではありませんでした。
3年生になった最初はAチームにいて試合にも絡むことは多くありましたが夏前にAチームからCチームまで落とされてしまいました。
その時このままでは選手権に出ることができないのではないかと猛烈な不安に襲われました。
それまではAチームにいることに満足しそれ以上のことを追求していませんでした。
簡単に言えば現状に満足していたのです。
試合に出て結果を出せなくてもなんとも思わない、今の自分よりももっと上に行こうと思わない。
“現状維持=後退“
この言葉の意味を深さをこの時身を以て感じました。
現状維持をするということはその現状に満足しているということです。
現状維持は1番難しいです。その時点で既に後退に向かってしまっています。
・うまくいかない期間
下のチームに落ちてからはうまくいかないことの連続でした。
でも今思うと全部気持ちの持ち方に問題がありました。
なんで自分がここにいるのか。
現状を受け入れずお客様気分でサッカーをしていました。
そんなことをしていたら目標から遠ざかるだけなのにあの時の自分はそれに気付くのに少し時間がかかってしまいました。
上からきた選手だから偉いのか。そんなことは一切ありません。
そこで頑張れなかったら目標を達成できる確率は限りなく下がってしまいますよね。
そのままでは現状を抜け出す方法として全く正しくありません。
サッカーなんてうまくいかないことの連続です。
うまくいかないのが当たり前です。
でもその時になにをするのか。どうするのか。
そこで全てが変わってくると思います。
・今を全力で
うまくいかないことの連続だった時に親しいコーチからこう言われました。
“見てくれている人はしっかり見てくれている。お前ならすぐに上に戻れるから今の瞬間をもっと全力でやれ。“
この時に自分の中でなにかが大きく変わりました。
今を全力でやれない選手に思い描く未来が訪れるはずなんてないし未来を語る資格なんてありません。
そんな単純だけどとても大切なことに気付かされました。
努力しているかしていないかは他人が決めることだと私は思っています。
自分の物差しで自分を測り自分が努力していると思っても周りからみてそれが努力をしていないと評価されたのなら今の現状は変わらないと思います。
周りに認められるために努力をしろ、練習をしろという訳ではありません。
自分の目標のために努力をし続けそれが周りに認められた時自分が大きく変わるチャンスになると言うことを私は身をもって感じました。
・小さな変化、小さな成功
そこから私は気持ちの持ち方が変わりサッカー的にも変化が出てきました。
1番の大きな変化は“チームのためにプレーするようになったこと“です。
チームのために走りチームのために身体を張りチームのために点を取る。
今まではこの気持ちが薄く自分のためにプレーし自分が良ければいいと思っていました。
サッカーはチームスポーツです。
自分がどれだけ良いプレーをしても試合に負けたら意味はありません。
それは今プロになってとても感じることの1つでもあります。
選手には調子の波があると思います。
とくにまだ1人の選手として出来上がっていない高校生のうちだと尚更あると思います。
でもチームのために走る、身体を張ると言うことはどんなに調子が悪くてもできることだと私は思っています。
自分のプレーがうなくできない日でもチームのために走って身体を張ることは誰にでもできますよね。
これは今読んでくれている選手にもそこには気づいてほしいです。
それにそこの変化が起きてからコーチや仲間からの信頼も大きく変わってきました。
そして私は夏過ぎにBチームに上がりました。
・目に見える結果、きっかけの1試合
Bチームに上がった当初はスタメンではなく途中出場が多かったです。
Bチームでベンチの選手が果たしてAチームに上がれるのか?
上がれませんよね。
私は目に見える結果が必要だと強く思いました。
目に見える結果とはゴールとアシストです。
そこから私は毎日チーム練習後にシュート練習を欠かさずに行うようにしました。
Bチームのリーグ戦での首位攻防戦の試合。初のスタメン出場をしました。
この試合が自分にとって今後を大きく左右する試合。結果を求めてプレーしました。
結果は3−1で勝利。個人的にも1ゴール1アシスト。
自分の思い描く結果となりました。
この試合を機に残りの2試合のリーグ戦にスタメンフル出場をし2連勝しリーグ戦での優勝をしました。個人としても1ゴール2アシストと結果を残すことができました。
・選手権
そこから選手権県予選でメンバー入りを果たし全国大会にも出場することができました。
なにより1番感じたことはこの中でプレーできることがどれだけ楽しくてどれだけ幸せなことなのかと言うことです。
最高のピッチで最高の応援の中ボールをもった瞬間は全視線が1つに集中するあの瞬間はたまらないですよね。
そして日本一という最高の景色を見ることもできました。
人生で初めて嬉しくて涙を流した経験でした。
チームとして本気で目指していた日本一。
それは言葉に表すのも難しいくらいの経験でした。
自分が選手権のピッチに立った際に監督から
『お前が努力してきたのはみんな知っている。全力で表現してこい』
と言われその時初めて自分がやってきたことが間違いではなかったとやり続けてきてよかったと心から思えました。
努力の大切さや継続することの大切さを高校時代に肌で感じれたのは私にとってとても大きな経験となりました。
今の高校生や中学生には何度でも伝えたいです。
“選手権は本当に最高の舞台“
と言うことを。
・海外を目指した2年間
高校卒業後専門学校に進み社会人リーグに属しながらサッカーをしていました。
小さい頃から“選手権に出る“ことが夢だった私は“プロになりたい“と思うことがありませんでした。
それでも次はどこを目標にサッカーをすべきかと考えた時に1番に頭に浮かんだのは“海外でプレーする“ことでした。
高校時代に海外遠征に行ったことがありその時からぼんやりといつか海外でプレーしていと心の片隅で思っていました。
海外でサッカーする目的としてはサッカー以外にいろんな国の文化や生活に触れてみたいというのが私の中に大きくありました。
そこからは海外に標準を向けプレーしていました。
学生生活の最後の年を迎える前に海外に行けるチャンスがあり先延ばしにせず今チャレンジできるのなら今したいと決めて学校を辞めて海外に行くことを決断しました。
そんな時新型コロナウイルスにより渡航ができない状況となってしまいました。
そこから1年間渡航のタイミングを伺いながら費用のお金を稼いだり練習をしたりしましたが隔離問題や世界的情勢のリスクから渡航はできませんでした。
そう簡単にはこの状況は変わらないと思いもう1年は日本でプレーすることを決めました。
そして新しい環境、新しいチームにいき仕事をしながら1年間海外に行ってプロになることだけを考え取り組んできました。
この1年間のフリーターの時期、1年間の社会人の時期を経験して私が1番強く思ったことは“全部自分次第“ということです。
どんだけ忙しくてもどんなに暇でも時間の使い方というのは全部自分で決めることができます。
仕事が終わってその時間をなにに使うのか。休みの日の時間をなにに使うのか。
全部自分の目標に対して使ってきたと私は胸を張って言えます。
トレーニングに筋トレ、体幹。勉強。
1年後の自分にとってプラスになることを私は自分で考えやってきました。
それがその時のチームのスタッフから『1番頑張っている』と評価を受けることにも繋がりそれが信頼に繋がってしました。
そこのチームの代表が元プロ選手でその方に今は色々サポートしてもらっているのですがこの1年の自分がしてきて得られた信頼が今の自分に大きく役に立っています。
海外を目指す上で1番に意識していたのがフィジカル面です。
元々身長が大きいわけではないのでこれまで筋トレなどには積極的に取り組んではきていましたが海外に出るとなるとまだまだ足りません。
そこからパーソナルトレーニングを始めてトレーニングや食事などをこれまでよりも徹底して管理してきました。
1日タンパク質は〜g取ること、水は〜ℓ飲むなど今までに生活で多少は意識していたけれど徹底してこなかったことを自分のために意識した食生活を始めました。
それも全部自分の為です。
サッカーも筋トレもやった分しか絶対に返ってきません。
この期間を機に私は自分がどんな毎日を過ごしどんな風に生活していけば今後につながるのかが自分が体験したことで確立されわかるようになりました。
・海外サッカー
いざ2年越しに渡航のタイミングがきて日本を出て現地に行きチームに練習参加をし自らの力で契約を掴み取りました。
プロサッカー選手としてもスタートラインに立つことができました。
海外でプレーし今感じているのはどれだけ自分のプレーができるのか。自分にしかない価値とはなんなのか。フィジカル面で劣らずプレーできるかということです。
日本人選手も海外に行けば外国人選手となります。
その中で求められているのは結果であったりいかに違いを出せるかということです。
安パイなプレーをしていても意味はありません。
いかにチームの勝利に貢献できるか、負け試合を引き分けにもっていける力があるか、引き分けの試合を勝ちにもっていく力があるのか。
ここが日本でプレーする時よりももっと問われる部分だと思います。
海外でのサッカーでの熱は日本よりも高いと私は感じています。
もう海外は観戦においての規制はほとんどなく応援も声出しもありになっています。
1つのプレーで大歓声が起きアウェイでの試合になればブーイングがたくさん起こり野次が日本とは比べものにならないほど飛んできます。
でも私は今それを逆におもしろいし楽しいと思っています。
正直言われている言葉を完璧に理解することはできません。
でも悪口を言われているのはわかります。笑
ホームでの試合となればサポーターの大きな後押しがあり点を決めれば簡単にヒーローになることができます。
きっとその時の感情を味わいたくてここでサッカーをやっているのだと思います。
フィジカル面で劣るか劣らないかは本当に大きな違いになってくると思います。
外国人選手のボールに対する圧力は日本人に比べて強いと私は感じました。
そもそもファールに対する考え方が全く違うので平気でファールで潰してきます。
五分五分のボールに対する執着心であったり身体の当たり方は強いと言うか硬い、重いと言った感じでしっかりとトレーニングをしていないと簡単に負けてしまい怪我にも繋がってしまいます。
私は今のところこれまでの積み重ねのおかげか168㎝と小柄ですが外国人選手と対峙してもそこまで差を感じていません。
もちろんこれからレベルを上げていくにつれてそこの部分のレベルは絶対に上がっていくのでこれからも強化していかないといけない部分だと思っています。
今はまだ国のトップリーグにいるわけではないので1年ずつしっかりとステップアップし5年以内にJリーグでプレーすることが今の私の目標です。
・今のあなたはなににでもなれる
今人それぞれもっている目標や描いている未来があると思います。
選手権に出る、プロサッカー選手になる、日本代表になるなど十人十色たくさんあると思います。
サッカーはうまくいかないことの連続です。
思い通りに進むことなんて滅多にありません。
私もこれまでたくさんの悩みを持ちたくさんの壁にぶつかってきました。
私の今の目標の1つに
(今悩んでいる選手や自分と抱いていた悩みを今抱いている選手、今の現状を変えたい選手のサポートをし共に1つ上のステージに連れていくサービスを作る)
というのがあります。
もしこの記事を読んでいる方で私と同じような境遇にいたり悩みをもっていたり今の現状に満足していない選手がいたらぜひ私の経験などをもとにお力にならせていただきたいと私は思っています!
自分の味わった感動をいろんな選手に味わってほしいです。
それに今私がいる海外での様子やサッカーにおいて感じたことと言うのを積極的にお伝えしていこうとも思っています。
実際に海外に行きたいと思っている選手もたくさんいると思いますが誰に相談したらいいのかわからないと思うことがたくさんあると思います。
渡航までのことや現地でしか感じられないことをたくさんお伝えしていけるのも私の強みだとも思います。
その強みを人に伝えることで自分の成長にも大きく繋がっていくと私は思っているので共に成長していきたいと思っていただける選手はぜひ一緒にやっていきましょう!