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週刊金融日記 第426号 東京での新コロ感染増加と政治経済への影響の予想、日米ともに新コロ第二波来襲、レストラン紹介コーナーは自粛中、メルマガから学び人生イージーモードになってしまった、他

// 週刊金融日記
// 2020年6月29日 第426号
// 東京での新コロ感染増加と政治経済への影響の予想
// 日米ともに新コロ第二波来襲
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// メルマガから学び人生イージーモードになってしまった
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 相変わらず香港に閉じ込められています。しかし、香港内はコロナフリーで、バーもレストランも盛況で、ジムなんかはClassPassという便利なアプリでどのジムのプログラムでも自由に都度払いできたりして、なかなか快適です。いまは日本とは自由に行き来できませんが、そのせいで香港在住の人たちは当然ですが週末もずっと香港にいるので、いろいろと集まりやすく、その点ではコロナ禍で香港に共に閉じ込められた運命共同体的な一体感があります。そういう感じで、香港内はむしろ閉じ込められた効果で面白くなっている面が多々あり、日本などと自由に行き来できないマイナスを考えても、むしろトータルではプラスになっていますね。
 僕はそんなことは誰も言っていなかった段階で、世界はコロナでグリーンゾーンとレッドゾーンに分かれるかもしれない、とメルマガなどに書いていたのですが、コロナという病原体は常識では考えられない変化を世界に引き起こしており、政治経済のイベントとして大変に興味深いですね。もちろん犠牲になった方たちは大変に気の毒で、お悔やみ申し上げます。

★香港のレストランは新コロ禍でいくつかは廃業したのですが、生き残ったところはどこも盛況です。特に和食は人気なんですが、さすがに東京から来た人にとってはコスパ悪いなぁ、という感じがします。値段が1.5倍から2倍ぐらいしますから。地元の食材を使ったもはや和食とは言えない和食はその点でコスパは良く、僕はこっちの地元食材タイプの和食のほうが断然好きですね。

★やはり、中華圏では中華料理がいいですね。特にエビのクオリティが高いです。

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週刊金融日記 第418号 なぜ新コロはゼロを目指して抑え込むべきなのか
週刊金融日記 第420号 リスクマネジメントの視点から新コロ対策を考える

 前回、リバウンドしてしまって、すぐそこに迫った夏のビーチシーズンまでにどう辻褄を合わせるか、という記事を書いたのですが、こういう短期戦略にベットする時点で負け組なのは確かなんですよね。いろんなダイエット法はありますが、体重や体脂肪率は長期的にはすべて体質と生活習慣で決まるわけで、いろんなダイエット法はそこの体質と生活習慣で決まる体重と体脂肪率にちょっとぐらい速くたどり着くか、たどり着かないか、ぐらいの違いしかありません。エアコンの設定温度と同じように、体質が決める設定体脂肪率に否が応でも漸近していく。そこで、根本的にそれを変えなくてはいけない、というのをいろいろ昨年学んだのですが、また、再びダイエットをはじめて、その大切さを再認識した次第です。

週刊金融日記 第425号 ダイエット開始から1年2ヶ月の振り返りと夏までに5キロ痩せる簡単な方法

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 就活に失敗した23歳ですがたまたま知り合った社長に気に入られ年収600万円になりましたが……
- 飽きずにひとつのことを継続する方法を教えてください
- 直属の巨乳の部下とセックスして良いのか
- 語学学習はもはや不要なのでしょうか
- 食事でちょっと女性にも金を出してもらったほうが結果は良好です
- 恋愛工学などをメルマガから学び人生イージーモードになってしまった若手サラリーマンに叱咤激励を

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.東京での新コロ感染再拡大と政治経済への影響の予想

 今週のマーケットのコーナーに書きましたが、残念ながら東京で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることが明らかになりました。少ない時系列データからは何とも言えませんが、倍加時間は2週間程度に見えます。現在、東京の日次の新規感染者数が50人前後で推移しているので、このまま行けば三桁に乗るのは時間の問題でしょう。
 ほぼゼロ近くに抑え込んだ後に、一気に経済全開モードにした韓国は、ソウルのクラブでの100人単位のクラスタ発生を引き起こしてしまい、それを含めて、再び抑え込むことに苦慮していますが、韓国全土で日次50人程度から増えてはいないので、感染者が見つかれば、携帯電話のGPS履歴やクレジットカード履歴などのデータを通信会社やクレジットカード会社からCDC(Centers for Disease Control and Prevention)が直接取得し、10分もしないうちに感染者との接触者リストが作られ、法律に基づき検査や隔離ができる韓国は、経済を再開したまま再生産数を1弱にできるようです。一方で、国民の自発的な自粛ロックダウンで4月からゴールデンウイークにかけて一気に感染者数を減らした日本は、そうした感染抑止の仕組みがないので、自粛を緩めれば自然と元の状態に戻っていきます。
 こうしたことを踏まえて、今週号ではこれから起こりそうなことを、いろいろ予想してみようと思います。もちろん、未来の予想なので、当たることもあれば、当たらないこともあります。当たる確度としては、新型コロナウイルスの感染状況の推移などは自然科学の領域なので一番確度が高く、次に確度が高いのは実体経済や政治動向の予想でしょう。そして、一番確度が低くなるのは、残念ながらそれができれば簡単に儲けられる株式市場などの市場の動向です。これは市場はこうした情報を織り込みにいくので、市場で儲けるには、感染拡大や実体経済の未来を予想するだけでは足らず、市場が予想していることが何か、市場が何をどう間違って予想しているかまで正しく予想しないといけないからですね。

【日本はアジアのグリーンゾーンに入れない公算大】

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