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【40代の挑戦】車の免許を取る!

「え? 持っていなかったの?」
車の免許を取ると宣言したら、必ずと言っていいほど友人に言われる一言。

「だって、必要なかったんだもん」
首都圏に住んでいると、公共交通機関が発達しているので、電車があればどこにでも行けます。車の免許を取るのも、車を所持するのも、一人暮らしの大学生には金銭的に難しかったんですよね。さらに、社会人になってからも、車の免許が必要な職種ではなかったので、ズルズルと40歳になってしまいました。

このまま死ぬまで「免許なし」でいくか・・と思っていた矢先、急に車の免許が欲しくなったのです。

なぜ、今さら車の免許を取るの?

1番の理由は「車が運転できないと、親の介護の際に役に立たない」から。

久しぶりに福岡に帰省したときのこと。
「お父さん、年とったなぁ」
「おじいちゃんの遺影にそっくり」

父70歳、母66歳。今は至って元気です。まだ介護の必要はありませんが、あと10年したら、どうなるかわかりません。考えると辛いけれど、誰にでも訪れる未来です。また、高齢者の交通事故のニュースが絶えないのを見ると、免許返納までカウントダウンかなと思います。

しかし、福岡の田舎町に住んでいると、スーパーや病院など、どこへ行くにも車が必要。今までは「お母さん、スーパーまで車で送ってー」と気軽に頼んでいたのに、逆に「カズコ、病院まで乗せて行ってくれないか」と言われる側になるに違いありません。田舎では、車が運転できないとお話にならないのです。

そうなってからは遅い。今、車の免許を取ろう!と、心に決めました。

ドキドキ、ワクワク!初の教習所へ

いざ、オレンジの送迎バスに乗り、教習所へ。

「うぁ、学校だぁ」
チャイムが鳴り、先生や生徒が入り乱れ、教室には大学のような机や黒板があります。久しぶりに見る光景にワクワク。何と言っても学校は20年ぶりです。すべてが新鮮に感じました。

もちろんわかっているつもりでしたが、周りはほぼ大学生。早く受験が終わった高校生がチラホラ散見されます。親と一緒に受講申し込みに来ているところが、なんだかカワイイ。あとは、高齢者講習に年配の方がいたり、中型2輪車の免許取得に社会人らしき方がいたり…社会人は少数派ですね。ドキドキ、ドキドキ。少し浮いている自分を意識していまいます。

夢見る夢子!免許取得後の妄想


入会後の帰り道、免許取得はかなり先なのですが、すでに「夢見る夢子」になってしまった私。

「何の車を買おうかなぁ」
トヨタ? 日産? マツダ? それともミニクーパー? と、マイカーを買う気満々。

「車で、四国を巡る旅をしたいなぁ」
香川で讃岐うどんを食べて、高知でカツオを食べて、愛媛で道後温泉入って・・。今まで行けなかったところに行けるワクワク感と言ったら!妄想は尽きません。

免許取得のきっかけは親の介護と、素敵なエピソードっぽくスタートしましたが、これが現実。「お父さん、お母さん、即物的な私を許して」

☆☆☆

2021年8月。このように始まった車の免許取得への挑戦。次回は、教習所で学んで気づいたこと、思ったことなどをお話したいと思います。

2024/06/03
かずちゃんマン

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