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英語学習のメンタルバリアを外す2つの考え方。

学生時代、英語が全然できなかった...
単語が覚えられないし、文法は最初からさっぱり...

大人が学び直し英語をためらう理由は、こんな感じではないでしょうか。

過去の英語学習の経験(=多くは中高生時代の経験)を思い出し、学び直しをしようと考え重い腰をあげたけれども、

自分には英語のセンスがないからできない。
頭が悪いからできない。

過去の苦い経験、嫌な思いをした経験というのはそのまま脳裏に残っているんですよね。だから、周りから、「そんなの簡単だよ」「○○したらいいよ」と言われても、そんな簡単に気持ちを切り替えて取り組むことができません。

でも、「英語ができたらいいな」という思いを、「英語ができるようになった!」というポジティブな未来に変えていくには自分が変わるしかありません。

そこで、今回はそんなネガティブなイメージで覆われたメンタルバリアを振り払う2つの考え方をお伝えします。


1. 大人であることの強みを知る。

メンタルバリアの原因が、中高生時代に英語ができなかった、さっぱりわからなかったことに起因している場合は、こう考えて欲しいと思います。

みなさんは大人になっています。中高生の頃よりもはるかに多くの経験を積んでいます。仕事をこなし、難しい文書を扱い、企画をし、一人の大人として地球規模の問題について考えています。

脳細胞は二十歳以降、天文学的な数字で死に続けていると言われ、歳を重ねると若い頃より記憶力も落ちているような気がしますが、中高生の頃と比べると、様々な経験を通じて物事を俯瞰する形で捉える力が大きくついているはずです。

今、あなたが読んでいる本は、中高生には読めなかったものかもしれないですし、小説を読み、映画を見て、物事を深く洞察して子供の頃よりも様々なものを感じ取っているはずです。

「大人になる」ということだけで、その中で経験してきたことが血肉となって物事を捉える力が向上しています。

従って、中高生のときに英文法の参考書を読んだときにちんぷんかんだったことが、今改めて読んでみると、理解しやすくなっているはずです。

英語は日本語と配置が違う、英語は主語と動詞から始まるのが基本で、動詞にはbe動詞と一般動詞の2種類ある。ほら、どうですか、ぶっきらぼうな説明でも、なんとなく言っていることは掴めたのではないでしょうか?

英語を始める小中学生が最初の授業でこれをいきなり言われたら、多くの人が「??」になると思いますが、大人になればピンとくる人が多いと思います。

大丈夫です。英文法を知ることは、英文の仕組みを知る、スポーツでいえばルールを知ることになるので、英語学習では必須の学習項目です。優しく書かれた本も書店に並んでるので、気になるものを手にとってみるといいと思います。

ボクのオススメは、NHK語学講座でおなじみの大西泰斗先生の以下の本です。

他の英文法書よりも読書感覚で読めます↓


2. 英語学習方法を知る。

以前、note記事でも書きましたが、

英語学習方法を学校教育で教えてもらったことがない(可能性が高い)

のです。

誤解を避けるために付け加えますが、学校教育の中で単語や文法の覚え方、長文読解等々、ボクも含めた多くの学習者がひととおり教えてもらっているのは事実です。

習った先生や通った学校にもよりますが、多くは、教科書を読み解くための学習方法だったり、受験で合格点を取るための学習方法だったりしたのではないでしょうか。

大人の英語学習は受験のための英語学習でもありませんし、教科書を読み解くための英語学習でもありません。

英語を話せるようになるための学習方法、ニュース記事や洋書が読めるようになるための学習方法、発音がうまくなるための学習方法、映画・ドラマが聞き取れるようになるための学習方法などを含めた、

生涯学習としての英語学習方法を教えてもらっていないのです。

ネガティブな学生時代の思い出と、やり方がわからないということがかけ合わさって、英語学習が億劫になったり、いざ始めてみても負の感情を抱え込んだまま疑心暗鬼になり、やがて英語学習をしなくなる、そんなサイクルになってしまうのは必然であると想像します。

しかし、それは個人の能力の問題ではありません。英語学習方法を考えてみてください。学習方法は様々あります。合う合わないもありますし、目的・目標によって変化していきます。

大人の学び直し英語をする上で、ボクがオススメする本は週刊英字新聞the japan times alpha編集長の高橋敏之さんの本です↓

この本の特徴とオススメポイントについてブログ記事を書きましたので、こちらをご覧になってください↓


まとめ。

英語ができないのは、能力がないからではありません。正しい学習方法を学んで学習の質の大切さを知り、量をこなすことで英語の基礎が身につきます。

少しずつできるようになり、それを実感できるようになれば、上昇気流に乗って学習方法を確立し、英語ができる楽しみや英語ができることの奥深さを知ることができます。

情報化社会によりWebサイトやSNSに大量の情報が流れてきますが、書籍を読むだけでも英語の達人によるエッセンスを受け取ることができます。

英語を頑張ってみようかなとちょっとでも思った方、ぜひトライしてみてください。ボクの記事が何かのお役に立てたなら幸いです。

お読みいただきありがとうございました!

photo:Jill Wellington from Pixabay

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