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ビジネスとは「人々が欲しがること」をやることである

こんにちは、かず(@kazu_1247)です

今回は、『ハッカーと画家』を読んで印象に残ったことに関してアウトプットしていきます。

この記事では以下の二つのことについて書きました。

❶お金は富ではないし、ビジネスはお金を稼ぐことではない。ビジネスとは、人々が欲しがることをやることである。
❷仕事とは、会社の他の人々と一緒に平均化されつつ、人々が欲することをなすことである。


・お金は富ではないし、ビジネスはお金を稼ぐことではない。ビジネスとは、人々が欲しがることをやることである。

「富こそが欲しいものであって、お金ではない。でも富がそんなに重要なら、どうしてみんな金を儲けることについて話しているんだろう。それは一種の省略方法なんだ。お金は富を移動する方法の一つで、現実では普通、富と交換可能だ。しかし、両者は違うものだ。「お金を作る」ことについて話すのは、ニセ札作りでもしようというのでなきゃ、むしろ実際に裕福になる方法を理解する妨げになる。」

富を築きあげたいなら、まずは富が何かということを考えた方がいいです。

ここで重要なのは、富とお金は同義ではないということです。

実は、お金は比較的最近開発されたものであり、富はもっと根本的なものです。食物、衣服、住居、車、道具、そういったものです。

例えば、車を作れだとか、夕食を料理してくれだとか、なんでも命令すればなんでもやってくれる魔法の機械があったとしたら、もうお金はいらなくなるのではないでしょうか。

お金は専門化の副作用だとポールはいいます。

専門化された社会では、人が必要とする多くのものを自分で作り出すことはできません。

じゃがいもが欲しければ、じゃがいもを作っている人に分けてもらうしかないのです。

社会が専門化していく過程で発明された解法は、交換を2回に分けることだったのです。

じゃがいもとバイオリンとを直接交換する代わりに、それを銀と交換する。

こういった交換媒体は、希少で持ち運びができるようになればなんでも良いのです。

交換媒体の利点は、それにより交易が可能になるというものですが、これによって交易の本当の意味が分かりにくくなるという欠点もあります。

これによって、人々は、ビジネスというのは、お金を儲けることだという勘違いをしてしまいました。

そうではなくて、本当のビジネスというのは、富を生み出すことです。

人々が欲しがることをやることなのです。


・仕事とは、会社の他の人々と一緒に平均化されつつ、人々が欲することをなすことである。

「仕事とは、会社の他の人々と一緒に平均化されつつ、人々が欲することをなすことだ。」

産業の進んだ国では、ある人は20歳くらいになるまで何かの組織に所属して過ごします。そのため、組織に所属することが自分のアイデンティティだと勘違いしてしまいます。自己紹介するときに、名前、年齢、役職、所属となります。

会社がやっていること、そして存続するためにやらなければいけないことは、お金を稼ぐことです。そして、ほとんどの会社がお金を稼ぐ方法は、富を作り出すことです。

この共通項は、見え難くなってきていますが、製造業だけが富を作り出しているわけではなく、ほとんど全ての会社は、人々が欲することをやるために存在しています。

そして、もしあなたが会社員なら、あなたもそれをやっています。

しかし、あなたのその仕事は、会社にいる他の多くの人がやることと平均化されてしまいます。他人が欲することをやっているんだ、ということを忘れてしまうかもしれません。

大学を卒業しようと考えている学生は、就職しなくてはいけないと周りから言われるかもしれません。まるで、ある組織のメンバーになることが重要であるかのように。

しかし、大切なのは、人々が欲することを始めることです。

会社は、人々が集まって他の人々が欲することをやる集団にすぎません。人々が欲することをやることが重要なのであって、集団に所属することが重要なのではありません。

ほとんどの人にとって、既にある会社に就職することが最良のプランかもしれませんが、それは何をしているのかを理解しておく必要があります。

仕事とは、会社の他の人々と一緒に平均化されつつ、人々が欲することをなすことなのです。



今回はこれで以上です。

読み進めたらまたアウトプットしていきます。

それではまた。


Written by かず(@kazu_1247



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