『超AI時代の生存戦略』を読んで
こんにちは、かず(@kazu_1247)です。
今日は、『超AI時代の生存戦略』(落合陽一著)を読んで、最も印象に残ったことを簡単に書きました。
一言で言うと、
仕事を遊び化するためにゲーム性を意識すること
です。
仕事を遊び化すること
これからは、「遊び」という概念が重要になってきます。
大人の遊びではなく、こどもの頃の遊びです。問題設定があり、それを解決していき、その中で報酬が決まり、楽しいと思えるのです。
たとえば、ごっこ遊びや、テレビゲーム、将棋です。スポーツも同じで、あるフレームの中に、問題、解決、報酬があるので楽しいのです。
スキーをゲーム的に捉えると、「より速く降りることを問題として、その滑り方を解決し、その報酬として風を切る感覚がすごく気持ちいい」など、ゲーム的に分解することができます。
21世紀には、そういう問題、解決、報酬で他人の役に立つものがたくさんあります。
そして、これからの時代はそういう遊びができる人とできない人に分かれます。なぜなら、問題を立てる、解決する、ということが苦手な人がいて、自分が動く報酬が何にあたるのかが分かっていない人が多いからです。
報酬が分かっていないと継続性がなく、続けることができず、それ限りになってしまうので、ワークアズライフとしてキャリアデザインが難しくなります。
そういったことから、今後の「仕事」では、自分でゲーム的なフレームワークを考えて「遊び」にしていくことが重要になってきます。
遊びの要素三つ(「問題」「解決」「報酬」)の中で、最も考えなくてはいけないのが「報酬」の概念です。
ここをはっきりさせないと、継続性が生まれないし、モチベーションも起きません。
ゲーム性における「報酬」とは
「報酬」の種類は大きく三つあります。
・ギャンブル的な報酬
・コレクション的な報酬
・心地よさの報酬
これらの三つの報酬が、ものごとの継続性を生みます。こういった報酬の中で、最も自分に向いているものを考えるべきです。
例えば「ギャンブル的な報酬」であれば、毎回チャレンジして、競争して、誰かに勝つということが挙げられます。すると、競争相手のようなものを常に探していかないといけません。趣味でハッカソンに出ることもギャンブル的で、賞を獲ることが喜びになります。
「コレクション的な報酬」であれば、積みあがっていることが「見える」という点で非常に重要で、可視化させたり、わかりやすくすることが必要になります。
三つ目の「心地よさの報酬」は、体感的な報酬です。快楽的な報酬で、すごく気分のいいところにいられたり、爽快感が得られたりという五感的な報酬です。
以上のように、自分が何の報酬で喜ぶのかを意識して、「遊び」として人生をデザインしていくことが、これからの時代のキーワードになると思います。
そして、これはどれが正解ということではく、人それぞれ違っていいのです。また、どれか一つに限定するのではなく、全ての要素が混ざっているパターンでもいいでしょう。
そして逆に考えれば、自分のやっていることに継続性がないのであれば、この三つの要素がどれか欠落しているのではないでしょうか。
好きで何かを続けている理由を細かく分析すると、そのギャンブル、コレクション、快楽のどれかに誰もが集約されると落合さんは言います。
「ドキドキしたい」し「充実感を得たい」し「単純に気持ちがいい」と感じたいのです。
以上が、本書を読んで学んだことの一つです。
ゲーム性を意識して、自分がどういった報酬であればワクワクするのか、それらを内省することは非常に大切になってきますね。
Written by かず
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?