実現させたいことを「言語化」する
こんにちは、かず(@kazu_1247)です。
今回は、前田裕二さんの『メモの魔力』を読んで、印象に残ったことを中心にアウトプットしていきます。
一言でいうと、夢を叶えるために「言語化」するってことです。
夢を実現するために、それを「言語化」するということは、色々なところで聞いたことがあるかもしれません。ここではざっくりと三つに分けて書いていきます。
・なぜ言語化が大切なのか?
・どこまで言語化すればいいのか?
・言語化した後に何をするのか?
・なぜ言語化が大切なのか?
夢を実現するためには、マインドシェア(夢について考えている時間)が重要だからです。
自分の夢や叶えたい像について、まず紙に書くことで、潜在意識に刷り込まれやすくなります。
書くという瞬間に脳が受けるインパクトは大きいため、紙に書く行為は記憶に残りやいです。
そして、夢のマインドシェアが大きいほど、夢を叶えるために必要なことをブレイクダウンして考えたり、現時点との距離を測ってその差分を埋めるための努力方法を見極めたり、また、課題をつぶしていこう、という問題意識が芽生え始めます。
言語化の過程で、抽象的な夢を具体化したり、また抽象化してみたりして、自分の夢にまつわる言葉があらゆる抽象度でどんどん磨かれていきます。
こうした、思考することができる言葉を携えておくことによって、考えるきっかけ、時間などのマインドシェアが増え、夢が現実のものとなりやすくなると前田さんは言います。
僕も、就活をしていた頃からこういったノートを取り始め、何か漠然した不安を感じた時や、今何をやるべきかふわふわしてしまう時は、ノートに自分の思いを言語化しています。そうすると、頭がスッキリして目の前のことに集中できるようになります。
・どこまで言語化すのか?
じゃあ、どこまで言語化すればいいのかっていう話です。
目を閉じて、具体的なビジュアルを描けるまでです。
「ビジュアルを描く」ということの例です。
例えば、親友が欲しいとしたら、親友と一緒にいる絵が具体的に思い浮かぶかどうかが重要です。どういう人で、彼・彼女とどういう付き合い方をするか、どんな話をするか、など、具体的に映像として思い浮かぶ状態を目指す。
いわゆる、解像度を上げるってやつだと思います。
頭でぼんやりと思うだけでなく、目で具体的に見た映像のように、鮮明に思い浮かぶくらいまで持っていくのです。
またこの行為は、「それ(夢)は、本当にそのくらい欲しているのか?」と自分に問いかけることでもあります。
・2種類のモチベーション
少し話が逸れますが、モチベーションには2種類あると前田さんは言います。
トップダウン型とボトムアップ型です。
*トップダウン型・・・ゴールをきちっと決めて、そこから逆算して日々の行動を決めていく
*ボトムアップ型・・・目の前の面白そうなことに飛びつくことで日々の行動が決まっていく
何かゴール設定をして、そのためにするべきことを考える時に、トップダウン型なら、自分のコンパス (価値観の軸) との関連度で優先順位を決めます。ボトムアップ型なら、ワクワクするかどうかで優先順位を決めます。ちなみに、このハイブリット型もある前田さんは言います。
で、僕は、トップダウン型寄りのハイブリット型かなって思っています。僕は、30歳くらいをゴールにした夢(Being, Having, Givingの三つ)があり、そのために今何をすべきか考えて過ごしています。自分が死ぬ時にこうなっていたいというぼんやりとした想いもあるのですが、さすがにそんなに先のことまで解像度上げて考えられないので、とりあえず30歳時点での夢を決めています。でもシンプルに「楽しい!好き!」だから目の前のことに飛びつくということもあるのでハイブリットぽいなって思います。
・言語化した後に何をするのか?
夢を言語化したあとは、定義した夢を確実に叶えるために、とるべき行動の細分化を行っていきます。
目標をブレイクダウンして、そこで生まれた細かいタスクを、スケジュールにしっかり入れ込んで、行動に移していくことで、一歩ずつ夢の実現に向けて前進していきます。
こうすることで、「こんなに努力しているのに夢が叶わない」ではなくて「やるべきことが具体化できていないから夢が叶わない」ということに気づけます。もし、この作業が息苦しいと感じる人なら、それはトップ型トップダウン型ではなくボトムアップ型のほうが向いているかもしれないと前田さんは言います。
行動の細分化に関して、SMARTというフレームワークが紹介されています。
S(Specific)、M(Measurable)、A(Achievable)、R(Related)、T(Time)です。
一つ目のSpecificとは、「具体的」であるということです。
二つ目のMeasurableとは、「測定可能」であるということです。ゴールを定量可能な状態に落とす事です。そうするとアクションが具体化しやすく、夢が叶う確率が一気に上がります。
三つ目のAchievableは、「達成可能」であるということです。しかし、夢を描く時点で、この達成可能性は強く意識しないで、むしろこのバイアスを外して、本当に心が渇望している夢を探すのが目的なので、Aは忘れてしまっても良いかもしれません。
四つ目のRelatedは、「関連性」があるということです。仕事であれば、自分の部署やチームの課題に関連してるかどうか。人生であれば、自分の価値観の軸にちゃんと関連しているかどうかです。
五つ目のTimeは、「時間」の制約があるということです。これはとても重要です。いつまでにいつやるかと言う時間の制約があってはじめて、スケジュールが立てられます。例えば、「売り上げを1.5倍にします」というのが、3年後なのか1年後なのかということは重要です。
この中でも特に、S、M、Tが重要だと言います。何か目標設定する時は、具体的で、測定可能で、時間の制約について考えてみるといいかもしれません。
今回はこれで終わりにします。
夢を言語化して(忘れそうになったり想いがぼんやりしたらその都度ノートに書き出しながら)、それをS(具体的)M(測定可能)T(時間制約)を基準に、ビジュアルが描けるくらいまでにしていきたいと思いました。
Written by かず(@kazu_1247)
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