2024年9月29日「聴く大切さ」

 新しい職場に来て、概ね2ヶ月が経ちました。

 「ここでこのまま働いていていいの?」

 と思ったのは、一度や二度ではありません。


 聴くことは大切です!

 

 気がついたこと

 さて、ここに来て気がついたことがあります。

 それは、人の話は最後まで聴かないといけないと言うことです。

 この職場は、人の話にかぶせたり自分の話を延々とする人が多いんです。

 私も決して聞く能力があるわけではなく、上記のタイプです。

 そこは反省して、仕事の上で人の話を聴く人になって見ようと思いました。

 何も言わないわけではなくて、一旦相手の言いたいことをすべて聞いてみて、受け入れた上で自分の考えを言ってみることにしました。

 どんな意見でもきちんと聴いて、受け入れるのってなかなか難しいもので、どうしても口をはさみたくなってしまいます。

 修行ですね(笑)。 

 ある日の出来事

 ある日、看護師が事務所にいる私のもとに来て

 看護師 「○日のショート6件もあるやん!日程調整をなんでしないの!」
 
 以下私の心の声です。

 (当然そんなことはできません。)

 (ショートステイは、介護者が用事があったりまたは、定期的に利用されている方ですので、利用開始の日を施設都合で変更することはありません。)

 (もちろん例外もありますが、今回はすべてご家族の希望です。)

 (なんでそんなこともわからんねやろ?)

 (こんな事するから、前任の相談員やめたんやろ。)

 私「それはできないですよ。でも、大変なのはごめんね。」

 看護師「こんなん、介護さん大変やわ!ちょっとは考えなあかんわ!」

 私の心の声
 
 (介護からはなんにも言われてないけどね?)

 私「ごめんね。」
   「介護が大変と心配ならば、午前中のお風呂の介助は私が入るね。」
  
 看護師「それならいいけど。」

 と一旦退室されました。

 その後、デイルームの掃除をしていたら、再び看護師登場です(笑)。

 看護師「介護さんには事前に○日のショートステイが多いこと言ってるやん。私達は聞いてないから、慌てて勤務調整してるのに!ひどいわ!」

 私「それは配慮が足りなかったね、怒るのも無理ないわ。ごめんなさい。」
 
 看護師「なんで看護師には言ってくれなかったの、もやもやするわ。」

 ここで、皆さんお気づきかと思いますが、この看護師は介護が心配だったわけではなく、自分たちが大変だと言いたかったんですね。

 さらに情報を自分たちには、事前に教えてもらえなかったことを怒っていました。
  
 ちなみに、ショートステイの予定表は、パソコンの共有ホルダーで誰でも閲覧することができます。

 最近色々なタイプの誤薬が起こっていて、ピリピリしているのでそれも原因なんですが。

 だからといって、部屋があいていればご利用をお受けします。

 その後……

 このあと、この看護師は帰るときに

 「利用開始日が重なるのが、仕方がないことは理解した。」

 「でも、予定表を見ればわかるかもしれへんけど、私達にも声をかけてほしかった。なんか、もやもやしてん。文句言ってゴメンな。」

 怒りをぶちまけて、ひたすら聞いてもらって落ち着けたようです。

 私達都合ですべてを動かすことはできないことも、ご理解いただけました。

 この出来事で、情報の発信が平等ではなかったことは、私サイドの落ち度ですので、解決策を提示し納得していただけました。

 このあとは、私のことを気遣う発言もありました。

 まとめ

 ちなみに、ショートステイのベッドコントロールをしているのは私ではありませんし、介護にのみ情報を伝えたのも私ではありません。
 
 きっとそれもこの看護師は、わかっていたと思います。

 誰かに、自分の怒りをぶつけないと収まらなかったんですね。

 これで、私が同じ様に言い返していたら、こんな決着にならなかったかもしれません。

 落ち着いて聴くことをしなければ、勘違いしていたかもしれませんし、間違いを理解してもらうこともできなかったかもしれません。

 聴くことが得意ではない私ですが、意識して人の話を聴くようにすると、このようなパターンで終わることがあります。

 その後は、色々な話をしてくれるようになっています。

 ちょっと成長したのでしょうか(笑)。

 人間学ぶ気持ちがあれば、どんなところでも学びを見つけることができるようですね。

 ちなみに、この看護師はとても頼りになる人で、みんなを代表して、損な役回りもしてくれる人でもあることをお伝えしておきます。

   

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