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プログラミングに関して、わかりやすく質問するためのコツ
こんにちは。Kazutaka Shimizuです。
フリーランスとしてPM、エンジニアをやっています。
元々はWebマーケティングのコンサルタントをやっていましたが、独学でWeb開発を勉強してプロダクトを作って起業しました。
最近は創業した会社を離れ、フリーランスとして活動したり、プログラミングを独学した経験をこちらのツイッターで発信しています。
プログラミングの学習を進めていくと、自分でどれだけ調べてもわからない、解決できないという問題に当たる時が間違いなく出てくると思います。
特に初心者のうちに当たる問題は、考えてわかるというものではなく、知ってるか知らないかでしかないものも非常に多いです。
そんな時、一番効率の良い解決方法は、会社の先輩や知り合いのエンジニア、オンラインのQAサイトなどで
「知ってる人に聞く」
ことだと思うのですが
「忙しそうなのに相手の時間をとってしまうのは申し訳ない」
「変な質問をして、評価が下がったり怒られたりしたらどうしよう」
などなど、気遅れてして質問できない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そうした初心者の方が気軽に、相手に負担なく質問できるよう、プログラミングに関する質問をする際に気をつけるべきことをまとめてみました。
■目次
前提:いい質問とは?
1. まず自分で調べてみる
2. 何について聞きたいか整理する
3. 相手が回答するために必要な情報を整理しよう
-質問するときに含める情報
-自分で検索したり、試したこと
-環境
-ソースコード
-画像
-エラーメッセージ
4. 実際に質問してみよう
-要件から伝えよう
-質問する前に内容を見直してみよう
-できるだけ対面で
-聞いたことはきちんとメモしておこう
おまけ:聞ける人がいない場合
おわりに
いい質問とは?
質問する際のコツをご紹介する前に、まず「いい質問」とは何かというお話をさせてください。
これは人によって考え違うと思うのですが、僕自身はいい質問の条件として大きくわけると
1. その質問で、自分とがどれだけ成長するか
2. その質問に、回答者が回答する労力がどれだけ低いか
の二つがあると思っています。
1は当たり前のことですが、質問するのは自分がわからないことを減らし、自己解決できる範囲や知識など、自分の能力を増やすことが目的です。
問題の解決方法の答えを直接聞くのではなく、もっと再現性のあるプロセスの部分を聞きなさいなどとよく言われますが、それはこちらに当てはまることかなと思います。
2はその質問に答える際、回答者の負担がどれだけ少ないかということです。
例えば一発で質問の意図が理解できず何度もやりとりしなければいけなかったり、回答者の人が自分でさまざまなことを調べなければいけないような質問は回答者の負担が多く、良い質問とは言えないでしょう。
この記事では、主に2の部分を改善するコツについて書いていきます。
理由としては、比較的質問の内容に関係なく使えるものが多いこと、また冒頭にも書きましたが、多くの初心者の人が相手の負担を気づかったり、怒られるかもしれない恐怖などでそもそも質問できていないためです。
なのでまずは質問を分かりやすく、伝わりやすくして相手の負担を減らす事で、質問する事自体のハードルを下げられればと思っています。
1. まず自分で調べてみる
当たり前のことですが、まず最初にやるべきことは、人に聞くのではなく自分で調べてみることです。
他の人に質問すると、多かれ少なかれその人の時間を奪ってしまったり、集中を切ってしまいます。
全く自分で調べずいきなり質問されたり、ちょっと調べたら分かるような内容の質問をされたら
「こっちの時間奪う前に自分の時間使って調べろよ・・・。」
となるのは当然ですね。
また、基礎的でエンジニアの多くが知っているようなことであれば誰に質問しても答えてくれますが、自分のレベルが上がりよりニッチな領域だったり、最先端の技術などを扱うようになると、周りに聞ける人が全くいないという状況になることもあります。
エンジニアとしての技術力が上がれば上がるほど、周りが知らない技術に触れることが増えるので、人に聞かずともある程度自分で調べて解決できるスキルをつけておかなければいけません。
とはいえ、3時間も4時間もわからないことを調べていても時間が非常に勿体無いし、大きなストレスにもなるため、ある程度どこまで自分で調べるのかのラインを決めておくといいでしょう。
個人的にオススメなのは30分は自分で調べてみて、それでもわからなかったら諦めて人に聞く、という時間で切る形です。
これはGoogleの人口知能チームのルールを参考にしたのですが、個人的には15分は少し短い印象だったので30分にしました。
そして後ほど詳しく書きますが、解決に結びつかなかったとしても、自分で調べたことはきちんと記録しておきましょう。
ここで調べた内容を質問する際に相手にも伝えることで、よりわかりやすくなります。
2. 今の状況を整理する
さて、ある程度自分で調べてもわからなかったなら、まずやるべきことはいきなり質問するのではなく、今の状況をきちんと整理することです。
ここを疎かにしてしまうと、どんなに伝え方を工夫してもわかりづらい質問になってしまいますし、向こうから質問を返された時などもスムーズに受け答えができません。
整理する際のポイントは下記の三つです。
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