365日連続投稿を達成!結果的に私が得たものと、連続投稿のコツ
会社の健康診断で心臓の動きが悪いことがわかり、地元の個人病院から大病院を紹介してもらって検査入院、その後アブレーション&服薬を続けて。人生の根幹を揺るがす激動の一年だったが、支えてくれた諸々の中にnoteもある。
私の疾患の場合、心臓を休ませて自然回復を待つ形となる。そのための方法として、①投薬により血圧や心拍数を下げる(働きを落とす)、②多発する不整脈をアブレーションして根治する、③血圧を上げない/体液量を増やさないために塩分摂取量をコントロールする、の3点に取り組んだ。①と②は医療行為なので医師と行うものだが、③は自分自身の日々のコントロール次第。一人で減塩生活に取り組むとマンネリ化や飽きがくる恐れがあったので、noteというプラットフォームを活用させてもらった。
同じく減塩生活の必要がある人は世の中にたくさんいる。心疾患のみならず、腎臓など循環器病全体に関わるのが「減塩」だし、成人病予防のためにも塩分量の高い食生活は早めに改善しておく方が良い。私が一人で取り組む減塩生活が、ノウハウとして集約できることで誰かのバイブルになるかもしれない。そう思うと使命感が出てくる気がした。
闘病生活、かつ仕事をしながら毎日note更新していくのはなかなか骨の折れる作業。そこで、極力パターン化して更新の負担を下げる工夫を盛り込んできたので紹介したい。
記事のテーマを決める
フリートーク的に日記を書き続ける手もあるのだが、私の場合は「減塩生活」を切り口にした。日記だと状態によってどんどん暗い内容になるとか、個人情報ダダ漏れになっていく可能性もあるので、食事中心で。
毎食すべてアップするのでは「ログ」でしかなく、私のファン以外には価値を生まないので(笑)できるだけ同じ課題を持つ人に有用な情報となるよう心がけている。そのために、「外食」「惣菜」とカテゴリを分け、記事は重複しないようデータベースを作りながら次に食べるものを決めている。
なお、「私が実際に体験したものを私の言葉で書く」を決め事としている。よそから借用した写真ではないことを示すために基本的に同じ背景(ダイニングテーブル)で撮影しているし、実際に食べたことを示すために開封したパッケージ写真を撮っている。どのレトルトカレーかあとで見直したときにわからなくならないようパッケージ写真を併撮し始めたのだが、こういう副次作用もあった。
写真なしでレビューを書いても、ほんまに食べたんかいな、chatGPTで適当に記事を生成したんちゃうんかいな、みたいに思っちゃうので。ということで私の記事は私の実体験100%でできている。
記事をテンプレ化する
記事自体の価値を高めるためにも文字数は重要。写真+一言で済ませることも考えたが、それならtwitter(X)で良いわけで、メインプラットフォームをnoteにしたからには「執筆」の意味合いも含めたかった。かといえ毎回構成を練るところからやっているととてもではないが時間が足りないしアイデアも枯渇してしまう。
そこで、記事はテンプレ化するようにした。①サムネイル写真は、料理+パッケージ写真、②食事メニューの取り方も共通化、③塩分量(栄養成分表示)の登場位置も共通化、している。
こうすると記事が並んだときに統一感が出るし、撮影ルーチンが決まるので日々の食生活の一連の流れとして組み込みやすくなった。
例えば朝ごはんであれば、
眠い目をこすりつつ、ストックの中から今日食べるレトルトカレーを選ぶ
ダイニングテーブルの上でパッケージ写真を撮影(表+裏:栄養成分表示)
パッケージをあけ、レトルトパウチを湯煎にかける
お皿にライスを盛り、カレーを盛る
ダイニングテーブルにお皿とパッケージを並べて撮影
パッケージを捨て、お皿のみ撮影
食べながら撮影を進める
こんな感じで、食事の邪魔にならないようスムーズに撮影を進めている。綺麗に撮影したいのでレトルトを切る時はハサミを使うようになったし、パッケージを開封する時は上からではなく下から開ける、など細かな配慮も。
パッケージ写真は事前に撮っておけば食事の際の工数が減るのでは?とも思ったが、あとから写真を探すよりも一緒に撮ってしまう方が楽。初期の頃はパッケージ写真を撮り忘れてゴミ箱の中からサルベージして撮るなどもあった。慣れる。
「下書き」「予約投稿」機能を有効活用する
撮影後は、サムネイル+タイトル程度の「下書き」をnoteに登録しておき、時間ができたときに一記事20分くらいで一気に書き上げる。何を書かなければいけないか棚卸ししなくてよいように、下書きまで作っておくことがポイント。
ナンバリングは記事を書くタイミングで。下書きのときに採番してしまうと記事清書する順番を決めてしまうことになる。note記事を書くときに一番大事なのは気持ちが乗っているかなので、複数下書きがある場合、その中で最も味を覚えているとか、食べてテンションが上がったものとかを選んで書く。結果的に下書きのまま塩漬けになっている記事も無くはないが、ネタ切れになりそうなときに無理やり書いちゃう(笑)
毎日書けるのが一番良いのだが、必ずしも時間や余裕がない日もあるため、有料プランではあるが予約投稿機能を使うことにした。一日1件、毎朝7時に予約投稿しておくと精神的に楽だが、ある時期は予約投稿が溜まりすぎて公開が2週間後、みたいな状態になったため、予定を繰り上げて大量投稿してストックを吐き出したこともある。記事の鮮度も大事。
365日(1年)続けて思うこと
ちょうどnoteを始めた頃に継続投稿キャンペーン?ブーム?があり、年単位で投稿継続している記事をみて次元が違いすぎると驚愕したものだった。一年経ち、私も365日連続記録を維持して、思うこと。
書かなきゃという気持ちが常にあるから、生活にハリが出る。
私の場合、減塩生活に関わる記事を書かなきゃという気持ちが常に生まれるので、日々の3食を惰性で食べるのではなく、バリエーション豊かにかつ嘘偽りない減塩食事の情報として食べるようになった。減塩生活の中ではどのみち食べたいものをいつでも食べられるわけではないので、その縛りが苦痛ではなくむしろ励みになった。
noteに記事を投稿し続けてきたからこそ、一年間減塩生活を続けてこられたのかもしれない。服薬も、アブレーションも、減塩生活もきっちり取り組めたからこそ、心疾患がかなり改善してきている。
毎日投稿する記事に、いつも「スキ!」を押してくれる皆さんの応援もとても大きな支えに。必ずしも同じ疾患を持つ人ばかりではないけども、関心ごととして「減塩」に目を向けてもらっていること、少なからず私の活動を肯定しバックアップしてくれていることに感謝。あと、有料記事を買ってもらったケースも。
ということで、ひと段落したものの、noteの連続投稿はもう少し続けることにする。生活にハリを与えてくれてありがとう。