10月9日(土)、夜。平和、終わった。

父の看とりをした前後1ヶ月の記録。

今日は、朝に微笑ましいブログを書いてから、父が起き出してからがひどかった。

私のしたことが気に入らなくて、怒りに火がついてしまい、手がつけられなかった。(看護師さんじゃないし、手際が悪いのはどうしようもない。がんばってはいるけれど。)

ありったけの力でベッドを壊そうとするし、「謝れ、こういうことはもうしません、と言え。」と言ってくるし。

病気が苦しいこともよく分かる。でも、こういう思い通りにいかないとキレる父、私はよく知ってるなぁと思った。

私が私の人生を歩もうとしたとき、いつも、こういう顔で阻止しようとしたなぁ、と。

そして、いつも母が困ってたなぁって思い出した。

病気が苦しいことは100も承知だけど、妹に、当たり散らしたり、暴言吐きまくったりするのは、違うよなぁ、と。これがせん妄という状態らしいけど、ほんと、ひどい。

私は死を間近にしているわけじゃないから、父の気持ちを理解することはできないけれど、妹に、「こういう状態が続くようだったら、もう、お手上げにして、病院に戻ってもらっていいと思う。」って、伝えた。

心優しい妹と母が壊れないように私が支えなきゃ、と。

昼間は、卓球仲間がお見舞いに来てくれたり、電話をかけてきてくれたり、看護師さんが来てくれたりして機嫌よく過ごしていた。

今晩、また、どうなるんだろう。

とりあえず、自分の身を守ること、母の安全を守ることをがんばろう。(妹は、自分で守れるだろう。)

チューブが切れたり抜いたりしてしまったら、それはそれで仕方がないって腹をくくった。

そんな夜。

まあ、看取りってのは、大変だ。


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