無意識のバイアスかぁ。
わが家は、過去に私が育休復帰をするときに、夫の方が時短勤務をしたという経験を持っている。
私の理想通り、長男の育休中に次男を授かり、次男を丸2年育て、3年半育休をとった。
小学校の先生は、時短勤務をたとえしたとしても、自分が受け持っている子どもへの責任が減るわけじゃないだろうと思っていた(実際はやってないし、やった人を見たこともなかったので分からない)ので、自分が時短勤務をとるつもりはなかった。
また、夫が家から1時間程度のところへ通勤していたため、勤務地と家が近い自分が子どもの送迎等々しなきゃと思い込んでいたため、どうやったら仕事と育児、家事を回せるかということをシミュレーションして頭を抱えていた。
育休中に、リフォームして、食洗機を入れ、家事がしやすい動線にした。ルンバを購入した。ヨシケイ、生協の二本立ての買い物。シルバー人材センターに家事を助けてくれる人の手配、病児保育の申し込み、等々できることはどんどんしていった。
けど、大丈夫なのか…と、思っていたら、夫からのウルトラCの提案。
「僕が時短勤務しよっか。」
その手があったのか…。
思ってもみなかった助け舟。
それも一手よね。
自分の中の、「育児は、母親の方が優先的に関わるべし。」という無意識のバイアスが働いていたんだなぁって思った。
子育ては、二人でしていくもの。
そう思ってたけど、やろうとしていたことは違ってたんだと改めて思った出来事だった。
復帰後、丸2年働いて、移住し、今に至るわけだが…。
この経験を通して、家族みんなが自分の生き方を我慢しないってのは、共通の認識になったと思う。
生きていくためにお金は必要だし、島に来てすぐは、夫が慣れない仕事を頑張ってくれたけど、途中でリモートワークにチャレンジしたいとの申し出があり、一旦無職になったときもあったし。(今はリモートワークしている。)
私が心に余裕をもって子育てしたいという夢を叶えるため、今、こども園でパートしてるし。
わが子だけでなく、ずっと同じ子の勉強をみたいな、と、思っていたら、近所の子の勉強をかれこれ2年近くみさせてもらえてるし。(可愛くて仕方がない。)
金銭的にしんどかった時期もあったし、これからどうなるかなんて分からない。
それでも、その都度、夫、子ども達、自分の最善を話し合って進んでいけばいいと思える。
それは、あのウルトラCから始まったのかもしれない。
「自分が今、本当にやりたいことは何なのか。」
「それを叶えるために、どう回りを巻き込んでいくか。」
そういうことがだいじなような気がする。
それにしても、無意識のバイアスって、おそろしいですね。
No.6
最初の写真は、ズッキーニのツナゴマ味噌あえ。ズッキーニ、生で食べられるってこと、ご存じでした?美味しかったですよ。あえてから、少し時間をおいた方がいらない水分が出て美味しかったです。