子育て後の居場所づくり
息子2人が出ていって、あっという間に夫婦2人の生活が始まり半年経ちました。
中学生なので、もっと大きなお子さんがおられる方からすればまだまだ子ども達に時間は使っていますが、それでも、子育て後という雰囲気が漂っている我が夫婦。
コロナ禍の中、受験トライが始まったので、ここ2年、島の中をウロウロするのはめっきり減っていました。特に、長男の受験で痛い目にあってから、受験をなめてちゃいけないとのことで、昨年1年は家族総出でがんばっていたので、本当に子育て中心の生活をしていました。
それで、気づけば、次男にかかりっきりになっていた時間がぽっかり空いていました。そうならないように塾を開校しましたが、それだけでは、自分の居場所としては物足りなくて、どう動こうか模索した半年でした。
5月頃、気になっていたひみつきちにボランティアとして参加させてもらいました。元同僚と久しぶりにお話できたり、高校生のお話が聞けたりして楽しかったです。ちょっと忙しくなってきて行けてないのですが、また行きたいです。
6月、食堂のパートを週に2回始めました。初めての飲食業界の経験で、今も続いていますが興味深いです。体が続く限り、細く長く続けたい場所です。
同じ6月、友達に声をかけてもらって、瀬戸内グローバルアカデミーで島の外国人の先生がしてくれている英語教室に行き始めました。島でお知り合いが増えたり、先生と島であった時に英語を使えたり、生活が楽しくなってきました。
そして、9月、こちらも別の友達に声をかけてもらって公民館の英語教室に行き始めました。島のALTの先生方がまわり持ちで教えに来てくれるので、島の中でALTの先生に出会ったときにお話できるようになりました。島の中は、買い物する場所が限られているので結構出会います。
そんなこんなで、少しずつ自分の好きなこと、興味のあることを軸に自分の居場所を増やしていきました。
そして、昨日は、島の「海辺の家」でやっている海辺の芸術祭で「島のおばあちゃん達と一緒に大鍋(写真)で豚汁とおにぎりを作る会」に参加してきました。数日前にその情報がSNSで入ってきたので、面白そう、とお手伝いに参加させてもらうことにしたのです。
「海辺の家」は、わが子達が小さい時、よく行かせてもらっていたのですが、子どもが大きくなったら、行ってもどうやって過ごしたらいいのだろうと思って行く勇気が出ませんでした。
だから、こんなことやります、良かったらどうですか?と声をかけてもらえたのはとてもありがたかったです。
誰が来られるのか分からないので、ドキドキしながら行ってみると、はじめましての人もいましたが、お久しぶりの方がたくさんいて、とても楽しかったです。
そこで、以前から気になっていた「おゆずりいち」と「子ども食堂」を運営されている方と初めてゆっくりお話できて繋がれたのが嬉しかったです。
誰かと一緒に行動というより、自分が興味のあるところにひとりで行って、そこでたまたま会った人と過ごす方が気楽でいいタイプなのですが、イベントにいくのは、若干エネルギーがいります。
ですが、ちょっとずつ活動の場を広げていくことは、楽しくここで生きていくためにだいじだなぁと改めて思いました。
今日は、息子達が久しぶりに全国統一テストにチャレンジするとのことで、今、スタバでこれを書いています。
おひとりさまでそれぞれがそれぞれに時間を過ごす空間。
これはこれで心地よくって、私は、こっちの世界も好きだけど、島の、スーパーやドラッグストアで知っている方に会えちゃって立ち話が弾んでしまう生活も心地いい。
8年間、住ませてもらって、塾をすることで、ちょっぴり島の誰かの未来の役にたてることができて、好きな勉強して、勉強仲間ができて、と、一歩ずつ自分らしい暮らしを築いている感じ。
ついでに家と家のまわりの畑を心地よい空間にしていくために奮闘して。
そんなこんなの半年間。
こんな生活を続けられているのは夫と夫の会社のおかげ。遠方の母や義両親が元気に過ごしてくれているおかげ。子ども達がそれぞれの居場所で楽しんでくれているおかげ。
私のまわりに感謝しつつ、私は私の居場所を心地よく、まわりの人も笑顔にできるような場所にしていきたいな、と思います。
あがる⤴️みかん畑になってきたら、みなさん、遊びに来てください😊
私の家づくりのテーマは「あがる⤴️」です。
まず、自分の一番の居場所である家があがる⤴️場所でないと、ですね。
赤毛のアンを久しぶりに読み返して、空想の世界に浸っております。まずは、畑に小道を作ることからかな‥。
私がここに住む決め手となった海の見える家とみかん畑とイチゴ。それをキーにあがる⤴️場所を😊
ではでは、よい日曜日を。
No. 236