ウンベルト・エーコ『小説の森散策』を散策しよう
かつて『薔薇の名前』を読むのに挫折して以来、ウンベルト・エーコはなんとなく敬遠してしまっていたけれど、行きつけの本屋の棚の片隅にこの本を見つけたとき、未練を思い出して手に取りました。
表紙の紹介文に目を通すと、「読者は小説をどう読むべきか、作者は読者にどう読んでほしいと願っているのか」についてのエーコの講義記録だと書いてありました。
私がたとえエーコの小説を読めるほど成熟していないとしても、文学入門の講義を読むことはできるかもしれない。そしてこれが読めたら、エーコの小説も