第九章 因果応報の理及び災厄除去法(3)
因果の法則によって受ける災厄を
除去する方法を次に述べよう
1.絶対に邪悪の心をもたぬこと
1.絶対に邪悪のことをなさぬこと
1.真と善とによって大いに人のため自己のために尽力すること
1.過去の邪悪に対しては懺悔会心して
真善によって人のため自己のために尽力すること
以上の条項を
完全に心から実行する者は
因果関係によって受ける災厄は
除去しまたは避けられるのである。
尚又すでに病魔に悩んでいる者は、
以上の心をもって
第二期で教える自己治癒病法を実行すれば
必ず治る、
自己治癒病法を修得しない者は、
その道の達人に治してもらう他ないのである。
さて、ここまで
悪因悪果の方だけを説いて、
善因善果は問わなかったが、
善の種子をまけば
必ず善い報いがくるのである。
ただし、我々は
善い報いを得んがために
善を成し、
徳を行うような者はこれ、
真の善でも徳でもない、
即ち偽善であり似徳である、
因果応報など考えずに、
真と善とによって人の為、
自分の為に尽力してことそ
万物の霊長であるのである。
要するに神(大自然)は
我々に不幸は授けないのである。
不幸は皆
自らがなさしめるものである。
自我を鎮めれば
自分を守護する
神の声が聞こえるのである。
その神の声、
すなわち神命に従って
人道を歩めば
不幸には陥らないのである。
自我を鎮めることは
第二期で教えることとする。
前例の如く、
何も知らぬ
全く罪のない子孫が
不具に生れたのも
自らが然らしめたというものだ。
つまり自分の生命も肉体も
両親からの続きである、
そして我が子の生命も肉体も
自分からの続きである。
斯くしてまたその子の生命も肉体も
またまたその子からその子へと
何代も続くのである。
かくあるがゆえに
自分が蒔いた悪の種子が
子孫の代に生えたとと
これ即ち
自らが然らしめたものである。
ああ恐るべし悪の種子!
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