お金好きですか？

こう聞かれて、
「はい大好きです！」
と即答する方が多いのでしょうか？
（僕は即答できないです）

もちろん、
「お金嫌いです」
という人も少ないと思いますが・・・

戦前の日本は、
現在ほどの拝金主義
ではなかったように思います。

もちろん、どの時代も
お金が大好き
お金儲けが大好き
という人は一定数いましたが、
多くの人は、現在よりも
精神性を重んじていました。

戦後になり、アメリカの資本主義が導入され
精神的にも押し付けられた合理主義に
馴染んでしまいました。

その結果、日本人の良き精神性が失われ、
拝金主義が蔓延してしまったと思います。

バブルの頃、「欲望は正義」
でありお金を儲けたものが正しい
という風潮がありました。

あれから30年。。。
経済力の低下に伴い、時代は変わり、
「本当の幸せは何か」
を求める人が増えてきました。

でも、お金がないと生きていけないから、
目の前のお金を追ってしまう人がいる
こともまた確かです。

仕事をお金のためにしている
これは正しいのかもしれませんが
本当に幸せなんでしょうか。

僕にとって仕事は、
お金のためにやることでした。

同じ結果を得るなら少しでも楽をしようとしたし、
経営者になってからは、借り入れの返済や、
従業員のために仕事をする
と言う気持ちでした。

クライアントのパワハラにも耐え、
そのため、精神を病んでしまいました。

仕事とは何か、
自分のやりたいことをやること
そして人の役に立つこと
それが仕事だと気づいたのは
つい最近です。

知り合いに、田中ケンさんとがいます。

若い頃はモデルをしていて、その後キャンプ場を経営するなど
アウトドアの仕事をするようになりました。

その頃に、TVのインタビューがあり、
「好きなことを仕事にして幸せですね」
と言われたケンさんは、
「好きなことを仕事、大変ですよ！！！」
と実感のこもった言葉を言っていました。

今から10年以上前で、
今ほどアウトドアは市民権を得ていなくて
一部の方の趣味、という時代でした。

でも、ケンさんは、ずっとその仕事を続けて
時代の変化もあって
いまは複数のキャンプ場を経営するようになりました。

とても大変な道のりだったお思いますが、
好きなこと、やりたいこと
だったから続けてこれたのだ、と思います。

お金は大事だけど
仕事＝お金ではない
幸せな人生を送るために
これからの時代、ますます大切になる考え方です。