「ひとつに集中」それって正しいのかな?
子供の頃、
親や先生から
「ひとつのことに集中しなさい」
と言われたことがあると思います。
何かをやっている時は
そのことに集中すべきだと思いますが、
例えばひとつの仕事や、
あるいは学校の勉強など
「だけ」集中することは
決してよいことだとは思いません。
例えば、
ある仕事についたばかり
であればその仕事だけに集中すべきですが、
ある程度の期間が過ぎたら、
他のことにも興味を持つべきです。
別に副業をやれ、というわけではないです。
「仕事」というのは社会に価値を提供して
人の役にたつことをやる、ということですから
結果的に副業になることもあるかもしれません。
が、例えばボランティアだったり、
サッカーのコーチだったり、
という所属する会社の仕事、
とは別の「仕事」をするべきだと思います。
ひとつには、
別の世界を知ることで、
今の会社の仕事に役立つことが
たくさんあります。
また、会社の人以外の人と話すことで、
たくさんの刺激や
気付きを得ることができます。
もちろん、会社員であれば、
今の会社が倒産したり、
人員削減になったりした時の
リスクヘッジにもなります。
そして、なにより
「自分の価値を最大限に提供できる舞台」
を見つけることのできる
可能性が高まることです。
現在の50歳台のおじさん世代は、
高度成長期の後半に社会人となり、
カイシャのレールに乗っていれば
給料が上がる世代でした。
その世代が社会の中心になっているため、そ
の価値観に沿った教育がされています。
しかし、現在では、カイシャがずっと成長していく、
なんてことは幻想です。
今の若者はその現実を知っているのに、
社会の中心が異なった価値観でいるために
行き詰まりを感じて、
無気力になっているんだと思います
(いつの時代も同じかもしれませんが)。
だから、こそ、一つの場所や仕事にとらわれず、
興味をもったことは何にでも手を出してやってみる、
一つのことに集中するべき、
とは思わないのです。
人が持っている可能性は無限です。
年齢、性別、国籍にかかわらず
その人が何をできるのか?
は神様しか知りません。
そんな可能性を、
ある会社に就職できたからって、
その会社の仕事だけに
集中するのはもったいない。
なんでもやってみましょうよ。
そして、
「ひとつのことに集中しなきゃ、何も成し遂げられないよ」
と言われたら・・・・
ぼくはこう言います。
「ヤマハタカズキという自分を生きることに集中しています!」
と。
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