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気功の歴史、日本気功と中国気功の違い

氣功の歴史

 

氣功は中国で発祥したものです。

 

氣功の最初の形態は、

紀元前の時代に遡るとされています。

この時期、中国の古代文献には

「氣」(生命力やエネルギー)を調整し、増強する方法

としての呼吸法が記されています。

特に、「黄帝内経」という古典的な医学書には、

氣をコントロールする技術が詳述されており、

これが氣功の初期形態と考えられています。

 

その後、漢(前206年 - 220年)と

唐(618年 - 907年)の時代を通じて、

さらに体系化され発展しました。

 

これらの時代には、

道教の修練法や仏教の瞑想法と融合し、

身体と心、そして氣の調和を図る方法として教えられました。

特に道教では、

不老不死を求める修行として氣功が用いられていました。

この頃、日本へも伝わったようです。

 

ただし、「氣功」という言葉が一般的になったのは、

20世紀に入ってからです。それまでは、

「導引法」や「調息法」などと呼ばれていました。

 

1950年代に中国で「氣功」という用語が正式に採用され、

様々な伝統的な呼吸法や運動法が統合され、

「氣功」というカテゴリーで広く普及しました。

この時期には、健康増進や治療的な目的での利用が

特に強調されるようになりました。

 

中国の氣功と日本の氣功

参考までに、中国の”氣”と日本の”氣”は少し異なります

 

中国でいわれる氣は、

バッテリーのように蓄えて消費するもの、

という概念で、氣を使えば使うほど、減っていくのです。

 

一方日本の氣は

貯めるものではなく、

通うものだという概念です

 

英語における表現も

中国の氣はQiと表現されますが、

日本の氣はKiと分けて表現されています。

 

先ほども話したドラゴンボール

主人公悟空の技に

「かめはめ波」と「元氣玉」

があります。

 

かめはめ波は、体内にエネルギーを蓄えて放出する、

氣を練って出す中国式氣功、

元氣玉は、人間、動物、草、木など周囲の

あらゆる生物からの元氣と呼ばれる微量なエネルギーだけでなく、

太陽、大氣、物のエネルギーにいたるまで

あらゆるエネルギーを集め

攻撃エネルギーに変えて放つ

日本氣功といえます。

 

ちなみに、ドラゴンボールにおける氣の概念、Wikから引用します。

 

以下引用

氣とは?

『ドラゴンボール』作中で使用される、

体内エネルギーの比喩である。

初めてこの概念が登場したのはピッコロ大魔王編で、

超神水を飲んだ孫悟空が

ピッコロの氣を感じ取り、カリンに驚かれている。

 

戦闘に用いる場合、氣功波として放つ以外にも、

体の一部分に込めることで攻撃力や防御力を上げたり、

ゴテンクスのように意思を持った氣のオバケを作り出したり、

ベジットのように手から氣の剣を出したりと用法は様々である。

氣の弱っている者に別の者が氣を受け渡すことも可能。

また体内の氣を放出、コントロールすることで

飛行も可能であり地球では

この技術を舞空術(ぶくうじゅつ)と呼んでいる。

知人の氣を感知して瞬間移動を行うことが可能な、

氣を使用した技を持つ者もいる。

引用終わり

 

日本の氣功

さて日本でも中国同様に、氣功施術を行っていますが、

 

日本の多くの施術家が、

「自然や宇宙のエネルギーを使って治療する」、

と表現しているところが

中国氣功と、日本氣功の違いです。

天の創造主、宇宙のエネルギーをいただき、

自らをパイプとして相手に渡して治療する、という概念なのです。

 

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