排泄機能に及ぼす精神作用

極端に危険な事をする時や、
またはこれを他人がするのを見る時などや、
或いは非常な心配で心を苦しめる時などは
冷や汗が流れ出す事がある。

また夢を見て大汗のでる事もあることは
多くの人が経験していることである。

このように、汗のでるような運動もしないのに、
単に精神の刺激だけで汗が出るものである。

とても怖い思いをするした時や
子供が強く叱られたりすると、
小便を漏らすことがあるのである。

このような例は、
精神が排泄器に作用する結果である。

斯くの如く
排泄器は精神に支配されているのであるから
寝小便癖や小便近の癖や発
汗症や
その他の排泄器官系に関する諸癖諸病を
精神方面から
合理的に治すことができるものであることを
悟るべきである。
 

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