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忘備録(112)『アリラン物語』第7話

忘備録(111)『アリラン物語』第6話 からの続きです。

◆この記事の内容:韓国系エステの従業員が突然蒸発。お店の経営がやばくなっていくことを書いています。

(注意)内容は18歳以上向けです。

エステ関係以外にもいろいろ仕事をしていて、コロナの影響もありトラブルの連発でした。このnoteを連載が遅くなってしまいました。

新人の女性

韓国アカスリ店のママさんが、新しく雇う女性を近鉄布施駅まで迎えに行った。

そわそわして待っていると、ママさんとその女性がお店に着いた。

二人は中国語で話しているのでよくわからないけど、ママさんは店内を案内したり「仲良く仕事しようね。」と言っているようだ。

で、その女性の容姿は。。。

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ん!?想像していたのと全然違う。。。先にママさんから見せてもらった写真とは違い過ぎる。

ええ?この女性じゃないのかな?また別の女性が来るのか?

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もしかして、ママさんの友達を連れてきただけなのか?そのように考えるとママさんと歳が近いし納得がいく。

そんなことを考えていると、ママさんが僕にその女性を紹介した。

「この子、わたしよりアカスリの経験、長いよ。プロよ。」

な~んだ、この人がその新人か。。見せてもらった写真とは全然違うなあ。。。(心の中のつぶやき)

「あっ、はじめまして。。僕、ママさんお友達で、タダでこの店、手伝ったいます。。」

ママさんが、

「タダって言わんでもいいやろ!アカスリ、タダでやってあげてるやんか!」

「そういえば、前に2回ほどやってくれたかなぁ。。。」

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ママさんは、店のマッサージ用個室、4つ内、その1つをその女性の寝泊りする部屋として与えた。

カスミ?

そして、休憩室に戻って来てから、僕はママさんに、

「もう、あの子の名前、決めたん?」

「カスミにするわ。」

「和美?香住?かすみ? なんで、その名前?」

「覚えやすいから。」

「ふ~ん。それにしても、けっこう歳とってるんと違う?ママと同じくらいかな?」

「アカスリに歳は関係ないやろ。上手やったらいいねん。お客さんは絶対戻ってくるわ。」

「なんか、カスミ、リリーと顔とか雰囲気、ちょっと似てると思うんやけど。」

「当たり前や。あの子とカスミは親戚やで。」

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「ええ!!!! それやったら、ちょうどいいやん、例の財布のお金無くなった(リリーに盗まれた?)こと、そのカスミに言えばいいやんか。今、リリーがどこにいるのかも分かるはずや!」

「いいんや、もう終わったことや!」

(「へえ~、あんだけ怒ったとに。。。」心のつぶやき。)

盗難

こんなことはあってはならないことだけど、僕が仕事で関わってきたエステ店では、突然、物がなくなったり、盗られることがよくあった。大阪府警に届けたことも数回あった。従業員のiPhoneがなくなったり、お店の看板(店外の設置してあった電光掲示板)がなくなったこともあった。

iPhoneが盗られたことについては、確か、このnoteの忘備録2から9話あたりにモモちゃんのことで書いたと思う。よろしければご参照ください。


そもそも、私はうつ病になり会社をやめ、今は復活して元気に仕事をしていることを、感謝の気持ちを込めて忘備録としてこのnote記事に書いています。
全部、ノンフィクションです。途中、エステのママさんからクレームを受け、文章をほんの少しだけ削除したところがあります。

実は、このアリラン物語も、忘備録(1)から関連しています。その意味では忘備録(1)からずっと続いている実話、ノンフィクションです。僕が書いた記事でも読んで頂いて少しでもうつ病の方の「気晴らし」になれば幸甚です。


隠しカメラ4個?

さて、店内でものがなくなってしまうこともあり、その意味で僕はママさんに、

「なぁ、そろそろ、店内のカメラ、あんな写りの悪い白黒やめて、最新のカラーのタイプに付け替えたら?」

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「そうやなぁ。あんた、4つ買ってきて。お金渡すから。それで、取り付けもやってよ。」

「なんで、4個も買うねん?1個で充分ちゃうか?新しいタイプ、4個も買ったら、結構、お金いるで。」

「じゃ、あんたお金出して。それで領収書をもらってきて。会社でおとすから。」


僕のこころの中は、、、

買うのはいいけど、4個も取り付けして設定するのはめんどくさいなぁ。
でも、ママさんにはいつも世話になってるし、日本橋の電器街に行ったときにでも、店員さんにいろいろ聞いて買ってあげようと考えていた。

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でも、めんどくさいと思っていることは、なかなか自発的にはやらないものです。日本橋に行く度に、「隠しカメラを買わなければ。。」と思うんだけど、そのときに限って他の仕事が入り、また今度にしようと思っているうちに。。。

1ヶ月以上過ぎてしまった!


最新の店内用隠しカメラ

久しぶりにママさんのお店に行ったら、もうすでに最新のカメラが店内に4つ、設置してあった。(申しわけない。。)

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僕はママさんに、

「すごいやん。誰に取り付けしてもらったん?」

「あんた、お店に来てくれへんから、友達に頼んだわ。」
(ふ~ん、結構、怒ってるな。。。心の声)

「ふ~ん。この新しいモニターはどうしたん。最新やな。画像、めっちゃ綺麗や。」

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「これも買ったんや。綺麗に写るやろ。あたしのiPhoneにもこの画像を映せるんやで。」

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「ということは、ママさんが出かけていても、店の中の状況、わかるんや。。」

「そうや。この前、カスミ、客室でたばこ吸ってたから、店に帰ってから叱ったんやで。」

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「へえ~。すげーな。これ、便利やな。」

「そうやろ。あんた、おなか空いてる? お昼ご、飯作ってあげるわ。」

「ありがと。あっ、俺、この店のカメラ取付することになってたけど、できなかってごめんな。」

「別にいいよ。」

ママさんと王将に行く

僕はママさんい申し訳ないという気持ちで、

「外にご飯、食べに行こか?なんかごちそうするよ。」

「せやな、外に行っても店のこと、あたしのiPhoneで見えるから、たまには外で食べよかな。」

「どっか、おいしい店、開いてるかな?今、コロナやから閉まっている店がが多いし。」

「そこの王将やったら開いてるよ。」

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「王将か。。」

「あそこの餃子、おいしいよ。」

「あっそう。中国人のママさんがいうんやから間違いないやろ。」

「あたしは韓国人やで。」

「ごめん、そうやったな。(実際、ママさんは中国人と韓国人のハーフである。)王将でよかったら、おごるからなんでも食べてや。ビールもいっぱい飲んで。」

ママさんの店から一番近い王将まで歩いて行くことになった。

王将ならいくらおごってあげても知れてるから、いっぱい食べてもらおう。。(これも心のつぶやき)


第8話につづく。。