福島に帰ってきて感じること。
教員10年目。9年間仙台市で小学校教諭をしてきた。
震災の年、地元福島県の教員採用試験で小学校教諭の採用はゼロ。それで仙台市に拾ってもらった。
仙台市に勤めた9年間は、子供たち、同僚、上司、友達、保護者、本当に全ての人たちに恵まれた。
世間的に、教師にマイナスなイメージが多いだろうが、ありがたいことに、自分はそうでもない。
これからはそうでないこともあると思う。
でも、この9年間の経験があれば、何でもやっていける気がしている。驕らないように気をつけないといけない。
この1年間、風土の違うところで勤めて感じたことを一言で言うと、
「子供の本質は変わらない。」ということ。
田舎だろうが都会だろうが、子供は真っ直ぐだ。
周りの大人の感じ方によって、違うと思うところもたくさんあるだろうが、未熟な自分がそう感じるのだから、子供は真っ直ぐで間違いない。
ここから、教師として何をしていくことができるのか。真剣に考えていきたい。
授業をやっぱり追究したいが、これだけでもダメなのか、、、
今思うのは、授業を通して、
どんな力を身につけさせたいか
どんな学級経営をしていきたいか
ここをもう一度見直していくと良い気がしている。
自分なりの答えはあるつもりだが、常に自分に問い続けていないと行けない気がする。
驕らず、もう一度地に足をつけて
自分の教育観をしっくり見つめ直していきたい。
そう思った教師10年目の暮れ。