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Day506 【読了】六人の嘘つきな大学生

2024/12/9 Mon
ヴィッセル神戸2連覇達成した翌日です。

昨日、ほぼ?
一気読みしてしまった小説。

「六人の嘘つきな大学生」が衝撃でしたので
今日はボクの感じたことを記したいと思います。

※ネタバレにならないようにしますが、
これから映画を観に行かれる方はご遠慮ください。

普段あまり小説を読まないボクですが
この作品には前から興味がありました。

何気なくTVを観ていると
先日、番宣があったんです。

就職活動、最終選考に残った六人の大学生
出されたテーマは「内定者を自分たちで選べ」(趣旨)
といもの。
その中で、見え隠れする人間模様を描いた
ミステリー小説です。

「なんかおもしろそぉ〜」っていたんですね。
そしたら、なんと!
Kindle Unlimitedに上がっているじゃないですか!

速攻でダウンロードして
速攻でページスクロールしましたよ。

読み始めると
ハマってしまって、
通勤途中二度ほど降り損ねちゃいそうになる程
どっぷり作品の世界に入り込みました。

普段、土日はそれほど本を読まないのですが
気になって仕方ないので
読んじゃいました。
先が気になる一冊なのです。

いろんなものが垣間見えます。

1、就職活動の学生の気持ち
2、採用側の気持ち
3、人間の表と裏
4、事実と真実の違い
5、人を思う気持ち

うぅ〜〜〜ん。
現代にマッチした内容で
伏線回収が見事なんですよね。

読んでいて
あぁ〜きっとこうなるんだろうなぁ〜

なんて思いながら読み進めるんですけど
見事に裏切ってくれるんです。

しかも読みながら
「えっ。俺の予想は違っていたか
ってことは、実はこうなってるとか・・・」
ってストーリーを思い描きながら読むことができるので
自分もその面接に携わっている幹事になれました。

企業の裏側とか
気無臭い人間関係とか
人を表情や言動だけで判断できないなって
痛感させられた一冊です。

何が面白いって
ストーリー展開です。

リアルで進む面接のシーンと
回想シーン?とでもいうのか
時間軸が入れ替わり進んでいくのですが
その切り替わりが実に巧妙で
読者を退屈させないのです。

最後のシーンは
思わずジーンときて目頭が熱くなりました。

キーワードは
【洞察力】です。
人を見る力って なんなんだろう。
面接を通して、“その人“を十分理解することなんてできません。
エントリーシートを見て “その人“の表(善)は見えますが
影(悪)は見えません。

面接って騙し合い?
とも感じ取れますが、
そうではなく
人間は不完全なものであり、
そんな裏表全てひっくるめて
“その人“なんだと感じたボクでした。

そう。
ボクにもある人に言えない
【悪】の部分を見つめ直すきっかけとなる一冊でした。

【教訓】
背景を知る

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