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Day286 “すごいやん“カード

2024/5/2 Thu
久しぶりの朝焼け 綺麗です。

今日を乗り越えたら
明日からGW後半戦です。
よしっ!って気合いを入れました。

前半戦からの
火・水と二日経ちました。

思ったより子どもたちは元気で
ダラダラ感はないようです。

ですが、
やっぱり4月からの頑張りが
もうすぐ途切れてきそうな時期でもあります。

ちらほらと
生徒指導案件も出て参ります。

そう。出て当然なのであります。
ボクは初の“セイシタン“ってことで
戸惑いもありますが
なんとかたくさんの方に支えてもらって
生きております。

1年生もようやく?
まだまだ?
学校の生活にも慣れてきて
昨日からは付き添いなしの
“自分たち下校“が始まりました。

こうやって徐々に慣れていくのでしょう。
慣れるといえば、
その一つに“給食“があります。

苦手な子は苦手。
何が苦手かというと
野菜とかいう前に

食べたことがないものに対する恐怖心

がよくあります。

「先生、これ無理」

「どうして?」

「食べたことないぃ〜」

とか言って顔を背けます。

(チッ)
とか
(何贅沢言ってんねん)
とか
(食べ物を大事にしろよ)
とか。
かつてのボクは言っていました。が

今は令和
時代が違うのです。

「一口食べてごらん。美味しいよ」
って促しながらチャレンジさせてみる。

食べてみると
「あっ、いける」って言って
パクパク食べていきます。

未知への恐怖なんでしょうね。

やはり経験は力になるようです。

そんな中、1人の男の子がおりまして
少食なのです。(Tくんと命名)

極度の苦手意識で
ダメだと思えば

「おえぇっ」って吐き出すのです。

まぁ〜よくあることなので
ゆっくり
焦らず
寄り添って を意識して関わります。

いつもボクは給食を人一倍
美味しそうに食べることができる特技があるので
子どもたちは笑いながらボクを見て食べています。

大人が
「美味しい」と口に出していくと
子どもは
この味を「おいしい」というのかと
どこかでインプットしていくのではないかと
ボクは思っているのです。

そんな様子をTくんも見ていました。

給食を食べ終わったボクを見て
手を挙げます。

「どうした?」
とTくんの机まで行くと
まだ半分も食べれていません。

でもボクは焦りません。
(残してもOK)と思っているからです。

どうしても(食べささないと)って思っていると
焦ってしまいますよね。
無理をさせると今度は、
“学校に行きたくない“に変わるのです。
それは一番避けたところ。
なので、無理はさせません。

「先生ぃ〜〜〜」と涙顔。

「おっけぇ〜お助けまん参上!」
って言ってTくんの隣に腰を下ろし、
食材を避けながら
「今日はどれをやっつける?」

と大変失礼なのですが
食材を“敵“に見立て
戦いごっこを展開します。

「今日は玉ねぎと戦う!」

「よっしゃ!」とボクは玉ねぎを箸で掴み口の中へ

「うへっ」と言いながらも
もぐもぐもぐもぐ

ごっくん。

「食べらた!」

「すごいやん!やったやん!勝ったやん!」

そう言ってボクは
100均で買った白紙の名刺カードに

「玉ねぎ 食べれ すごいやん」
名前と日付、イラストを添えて
プレゼントしました。

ちょっとしたことで喜ぶTくん。
今日は何に挑戦するのだろう。

いろんなところで
“すごいやんカード“を乱発する
お助けマン ヒロなのでした。

【教訓】
“できた“を可視化して残そう

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