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Day66 体育祭と卒業生

2023/9/25 Mon
今週末はいよいよ本番!運動会です。

23日(土)のお話。
この日は3年前に卒業した子の体育祭。

5年生の時に学年主任として担当した。
(神戸では、なぜか“世話係“という)
直接の担任ではなかったが“全員の担任“という気持ちで
1年間関わった。
思い入れのある学年である。

当時の担任団の先生たちとは今も仲良くしていて
年に2、3回は会って呑みながら情報交換している。
そんな繋がりもあり
今年、中学3年生最後の年ということで
みんなで応援しに行くことになった。

8時半からの開始。
なのに、ボクは8時20分まで
我が子に捕まっていた。
慌ててダッシュ。
電車に乗り込んで、三宮へ。

中学校は新神戸の近くにある。
三宮から走って向かう。
時計を見ると9:00。
10分ぐらいでイケるだろうか?

トアロードを北へ走る。
秋の風が心地よい。
(だいぶん涼しくなった)
なんて思いながらひた走る。
ANAクラウンホテルを横目に
坂を駆け上がって行った。

途中、見下ろす新神戸駅。
新幹線が地下へ入っていく構内が見える。
(うわぁ〜いいなぁ〜乗ってどっかに行きたいな)
なんて思いながらラストスパート。

9:13分 学校に着いた。
受付で記帳していると

「センセェ〜やん」

と呼び止められる。
どこかでみたお顔がたくさん。

そうだ。保護者さんだ。
3年前、お世話になった方ばかりだ。
しかし、、、

名前が思い出せない。
(スイマセン)と心で思いながら

「ご無沙汰しております」と
腰を低くして頭を下げる。

そうだった。
体育祭=子供達に会う=保護者さんにも会う
なのだ。

階段を登り、
子供達の演技・競技を見守る。
出場する生徒の名前がアナウンスされる。
ボクは耳を傾ける。

(聞いたことある名前だ。
あ〜あ〜知ってる。懐かしい。
おっ!元気してるかな。)
なんて思い出しながら応援していた。

教師の悲しい性(さが)なのか、
全員の頑張りに拍手してしまう。
いかにも“来賓感“が出ていたのか
かつての保護者さんが
こぞってボクを見つけてくれた。

「あの時はどうもっ」
「センセっ、今どこ!」
「元気してた?」
「あれ!痩せたんちゃう?」
などと、本当気さくに話しかけてくれる。

有難い

本当に、ありがたい話だ。
こんな時、どんな話をすれば良いのか
正直戸惑ってしまうボクだが、
最近の様子を伺うことで精一杯だ。
気の利いた話ができない未熟なボクだ。
それでも笑顔で
「センセまた!元気でおってよ!」
(↑The 関西)
と笑顔で去っていく保護者さん。

保護者にとって
【担任】とはなんだろう。
“選ぶことができないガチャ“的なところがあるとボクは思う。

だからこそボクは毎年思うことは、
年度末に
「先生でよかったわ」と言ってもらえるように頑張ろう!
ってことだ。

「来年も先生がいいわ」
「もう下の子も見てほしいわ」
と言ってもらえるように頑張ろう!
ってことだ。

【信頼】
【信用】
してもらえることが教師にとっての一番の勲章だと思う。

汗を流しながら
演技・競技する卒業生を見ながらそう思った。
そして、
今居る職場でもやっていこうと誓った。

体育祭を終えたあと
卒業生が声をかけてくれた。
「ヒロ先生や!」
「きてたんや」
「どうもっ」
みんないい顔していた。

この子達がコレからも
元気で
笑顔で
成長していくことを心から願っているし
信じてる。

【教訓】
保護者に感謝

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