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Day155 サンタがクラスにやってきた
2023/12/23 Sat
【冬休み1日目】スタートです。
二日前にこんなことがありました。
生徒指導のT先生から
「ヒロ先生、明日の終業式にPTAの方から子どもたちに
プレゼントがあるんですよね。サンタの格好して教室を
巡りたいんですけど。手伝ってもらえますか?」
「もちろんです」と快諾したボク。
「トナカイの衣装とかあるんですか?」
「ないです」
「どうしたらいいいですか?」
「どうしましょ?」
うぅ〜ん。
そのままで回るのも面白くない。
ボクは一晩考えました。
でも、浮かばない。
カツラつけて、サングラスかけるのもありきたりだし。
う〜ん。う〜ん。う〜〜〜ん。
教材研究の発問を考えるより、考えました。
はっ!そやっ!これやっ!
終業式の当日22日(金)
朝5時半。
アイデアが降りてきました!
キーワードは
体操服です。
幸い本校はサイズが大きめの体操服があります。
上下半袖・短パン。
しかも赤白帽もある。
そこに!鼻水(青っぱな)をペイントして
サンタを招き入れる少年を演じたら自然で面白いんじゃない?
ってアイデアが降りてきました。
ワクワクして
早朝にもかかわらずT先生にLINE。
「いいですね!ソレでいきましょう!」と返信あり。
こうなれば
ボクのステージです。
出勤早々、養護教諭に依頼して体操服をゲット!
図工専科の先生(年配のおじちゃん先生)にも
「水色の絵の具貸してください!」ってお願いしました。
すると
「何に使うんや?」と相談に乗ってもらえました。
「えっ、いやぁ〜サンタでプレゼントを配るときに
少年の役をして鼻水を描こうと思うんですよ」
と相談。
「ソレならなぁ〜画用紙で切って、両面テープでつけたほうがクオリティー高いで」
と助言いただきました。
「いいですねぇ〜ソレ」と乗ったボク。
しばらく他の業務をこなしていたら
「ほれ!これ使い!」と言って
“鼻水“を用意してくださいました。
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ク、ク、クオリティーが高すぎる!
サイズ、形、色彩!
全てパーフェクトです。
「これでばっちりやで」
なんと、図工専科の先生はサクッと作ってくださったのです。
感謝しかありません。
これで準備ばっちりです。
4時間目。
ボクは体操服に着替え、赤白帽を被り
鼻水をセットしていざ出陣。
(寒い。でも、心はこれから起きるイベントにワクワク)
生徒指導のT先生と軽く打ち合わせ。
ガッツリいきましょう!
とスタンバイ完了。
廊下に出ている児童を見かけると
校長先生が
「よっしゃ!教室に入れるわ」と連携プレー
突然教室をこじ開けて
流れ込むボク。
「みんな!みんな!大変なんだぁ〜!聞いてくれ!
(思いっきり、給食台をバンバン叩く)
ハァ〜ハァ〜ハァ〜
この学校に、な、な、なんと!
あのサンタさんが来てくれたんだよぉ〜!
まじなんだよぉ〜
スゲェ〜ことなんだよぉ〜
(子供に話す隙間を与えません)
はっ!何か聞こえる」
(耳に手を当てるボク)
シャン・シャン・シャン・シャン・・・
(↑音楽専科より縦長い鈴を借用)
「メリークリスマス!」
子どもA:「おぉ〜〜〜」
子どもB:「わぁ〜〜〜」
子どもC:「あはは〜〜」
子どもD: 「T先生やん!」
「みんなにプレゼントを持ってきたよぉ〜」
全10クラス。
フル全力で演じ切ったT先生とボク
終わりの頃には
汗が滲んでいました。
その後、頭が痛くなった(軽い酸欠?)ボクは
給食食べれませんでした。
終業式を無事に終え
放課後の終礼では
校長より
“鼻垂れ小僧“という称号をいただき
レギュラー化しようと思いついたボクでした。
さぁ!
2学期が無事に終了しました。
今日から2週間!
“チャレンジ“と“楽しみ“を存分に味わっていきますよ!
【教訓】
全力でやる!