見出し画像

Day404 第2回生徒指導力向上研修

2024/8/29 Thu
最近、更新が遅いです。これはまずい。

8月22日(木)
ボクは研修を受けてきました。

『いじめの未然防止を図るピア・サポート&ピア・メディエーション』
というテーマの研修でした。
                      
ピア・メディエーションってご存知ですか?

ピア・メディエーションとは、
”仲間による調停”という意味で、1990年代以降北米、欧州、豪州の学校でピア・サポート(仲間での支え合い)活動の一環のプログラムです。

子ども同士のもめごとの解決をはじめ、
いじめの予防的対策として積極的に学校に導入されており、
日本では対話による解決を目指す活動として、
2000年初めごろから取り入れられ、
話し合いによる合意形成を図る教育指導モデルとして取り組まれているそうです。

その中で、
AL’S法(アルス)によるピア・メディエーションの進め方を学びました。

これは、
トラブルが起こった際、AL'S法での対応が有効といわれていて
A Agree:合意  L Listen:聞く  S Solve:解決 の
AL'S法とは、それぞれの頭文字をとった方法を意味しています。

トラブルが起こると、話合いによる解決を目指すことを双方に確認したうえで
(1)「話し合いの三つのルール」を提示し合意を図る(Agree:合意)
 1、正直に自分の気持ちを話すこと
 2、しっかりと相手の話を聞くこと
 3、相手が話しているときは、決してさえぎらないこと
この3つを約束してから話し合いを始めます。

(2)3つのルールを守って、自分の言いたいことを話し、お互いの話を聞(Listen:聞く)聞きます。
話を聴く際に、メディエーター(調停者:教師)は、
「平等に聞く」態度を言葉で表現しなければいけません。
主観やこれまでの行為に対しての決めつけをもっていてはいけないのです。
↑「また」や「どうせ」など決めつけはNGです。
(わかってはいるのですが、つい感情が入ってしまいますよね。要チェックです)

なかなか答えない児童に対して、教師が答え(”こうしたら?””~違うの?”など誘導しない)を出すのではなく、子ども自身の「事実」「感情」「願い」を出し合い、互いの言い分について食い違いを確認していくことが大事なんです。

(3)話し合いを通して、両者の言い分から食い違いを自覚し、解決方法を模索していく。
「どうしたらいいかな?」と子どもたちで解決案がでるように支援することが大事です。

今回の研修でのキーワードは!

子どもが安心して、表現し、先生との絆を形成するためのキーワードがあるのです。
それは、教師の”ねぎらい”と”いたわり”の態度だと講師の先生は語っておられました。
同じような意味ですが、
「よ~がんばってんなぁ~」と相手の苦労や努力を認めることです。

その子がその子でいるだけで大丈夫だよ。
と認め受け止めてあげることが何より大事であると力説されていました。

感想

研修を受けて、ボクが2学期大事にしたいなと思ったことは・・・
児童一人ひとりに寄り添い、
”ねぎらい”と”言い分(願い、気持ち)”をしっかりと受け止めてあげたいということです。
また、善悪の判断を教師がすぐにするのではなく、
「判断保留」して話を聞き、
児童自らが振り返り「内省」できるように支援したいと感じました。

大切なことは、
最後まで「見捨てない」という気もちで向き合い、
このあとどうすればいいかを具体的行動レベルに落とせるよう話し合っていくことの重要性を学びました。

今後の指針として『その子の良いとこ探し』を率先していきたいと考えています。

いよいよ明日は登校日!
ワクワクがスタートです。

【教訓】
学びを実践しよう!

いいなと思ったら応援しよう!