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Day327 “ありがとうカード“
2024/6/12 Wed
今日は職員会議です。
小学校・中学校で囁かれる
“魔の6月“
そう。児童・生徒の問題行動が増え出す時期
それを称して“魔の6月“と呼ばれている。
“魔“だなんてと思いながらも
4月5月と頑張ってきた子ども達の頑張りも
エネルギーが徐々に落ちてきて
疲れたぁ〜
と素を出す時期なのかもしれない。
または、
新しい教室でこれまで我慢していたことが
もう我慢できなくなって
つい言動や行動につながってしまうのかもしれない。
いずれにせよ
来月の夏休みを前に
この6月をどう凌ぐか
どう乗り越えるのかが学校全体に取って重要になってくる。
そこでボクは考えた。
“子ども同士を繋ぐ1ヶ月にしよう“と
これは、前回の生徒指導研修で学んだ話を元に
自分なりにアレンジしてみたのである。
考えたプランは4つある。
1つは職員の承認を得て実際に今、取り組んでいる。
それが・・・
“ありがとうカード“
何なん?と思われるだろう。
これは、スターバックスの“GACカード“からヒントを得ている。
そう。“褒めるカード“をアレンジして
“感謝を伝えるカード“にしたのだ。
サイズはA6サイズ
低学年用と高学年用に分けて作成。
誰かにしてもらって嬉しかったことや楽しかったことがあったら
“ありがとうカード“に嬉しかったことを書いて
最後に、「ありがとう」と書く。
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職員室の前に目安箱ならぬ“ありがとうBOX“を設置して
そこに入れるというもの。
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入れられた“ありがとうカード“をボクが
一枚一枚内容をチェックして
(見せても大丈夫か、悪ふざけはないか)
模造紙に全て貼り、職員室前の玄関に張り出すのだ。
模造紙なら横7枚×縦7枚 計49枚 貼ることができる。
先週の火曜日から始めたこの企画。
好きな子は好きで
1人で何枚も“ありがとう“を伝えている。
初めは友達だったのが、
そのうち家族や
お笑い芸人まで・・・
(どこまで“ありがとう“を届けるんだぁ〜)
って思いながらも
ボクはメッセージを読みながら笑顔で貼り付けている。
だって、
たとえ一言でも“ありがとう“を伝えようとした気持ち
その子がメッセージを書いている様子を想像しただけでも
ボクが嬉しい気持ちになるから。
ズラーっと張り出された数
昨日までで620枚(6日間)
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ほんとは一週間の限定企画だった。
先週の金曜日。
他の先生から
「素晴らしいことなのでもう一週続けましょうよ」
なんて言われて
「賛成!」ってきたもんだから
今週も続けることになったのだ。
用紙の準備、集計、貼り付け、掲示
全ての作業をボク1人でこなしている。
それには少しこだわりがあるからだ。
担任の負担にさせない
そう!ボクはクラスをもっていない。
だからこそできるのだ。
優しい先生は声をかけてくれる
「手伝いますよ」と。
でも、ボクは感謝を伝えてこう返す。
「ありがとうございます。
担任の先生に負担はかけたくないので
先生の仕事を先に済ませてください」と。
こないだふとこんな“ありがとうカード“を見かけた
「ヒロ先生、“ありがとうカード“してくれて
ありがとう」
この一言で ボクは 癒される
さぁ!
残り3つのプラン。
それが通るかどうか
本日、職員会議だ。
残り2週あるのでどれか2つ通って欲しいなぁ〜
通ればまたお伝えします。
【教訓】
6月を乗り越える